保険料は世帯年収の8%も占めている。人生設計にあった保険を選び、必要以上の保障を見直すだけで、家計を多面的に改善することができる。

ここ数年、駅周辺や街中に急増中の「保険ショップ」。複数の保険会社の商品を扱い、中立的な立場から客に最適な商品を無料で紹介してくれると大変人気だ。確かに気軽に立ち寄れるのは便利だ。だが、「中立性」を疑問視する声もちらほら。

「保険ショップの収入源は保険会社からの手数料です。保険会社は商品によってこうしたショップに通常より高めの手数料を払うキャンペーンをすることがあります。問題は、それを客が一切知らされないこと。ショップは客に自分たちがより稼げるキャンペーン商品を誘導することもあるのです」(全国紙・経済部記者)

保険商品そのものには特に問題はないようなのだが、これは客をある意味“欺く”行為といえなくもない。客は何の情報武装もしない“丸腰”で店を訪れると、まんまと乗せられてしまうのだ。

また、保険ショップは「グループ化」していて、店の看板を複数持っていることがある。それらのショップをコンビニのように地域集中出店することも多い。

「複数のショップで保険情報を収集しようとしても、店名は違えどもグループなので、お勧め商品は同じ。そんなにいい商品なら安心だ、と客も疑問に思わずに安易に契約してしまうのです」(同前)

保険ショップは保険会社が経営に苦しむのを尻目に、今や一大成長産業。女性誌などの保険特集ムックを一冊丸ごと買い取ることも多いという。

「表紙はその雑誌名でも実質は保険ショップ側の稼ぎが増えるような記事だらけということもある」(マネー誌編集者)

もちろん、店側主導ではなく、客自身が自由に商品を比較し決められる保険ショップも数多く存在するが、いずれにしろ“丸腰”だけは避けるべきだろう。