保険料は世帯年収の8%も占めている。人生設計にあった保険を選び、必要以上の保障を見直すだけで、家計を多面的に改善することができる。

現在はまだ認知度がやや低いが「就業不能保険」という商品がある。

長期間働けなくなったときに収入を補填してくれる保険だ。日々、激務をこなすビジネスマンがある日突然病いに倒れ、長期離脱を余儀なくされることは決してレアなことではないだろう(死亡保険ではないことに注意が必要)。

短期間の離脱であれば、貯蓄や健康保険の傷病手当(業務上の病気やケガにより4日以上欠勤扱いになった場合、平均日給の3分の2が最長1年6カ月給付される)があるが、例えば2年以上の離脱だと家計は苦しくなるに違いない。

とりわけ40代以上となると、脳卒中などの後遺症で高度障害状態になるリスクが上昇する。予期せぬアクシデントに遭遇する可能性も大きくなる。だから、傷病手当の補完や長期離脱対策として、この就業不能保険が注目されているのだ。

商品の例をあげよう。日立キャピタル損保の「リビングエール」は、事故や病気による所得の損失を基本的に60歳まで補償してくれる。受け取る保険金の月額は月収の6割以内で設定できる。

40歳男性で保障を月額20万円、保険期間を60歳(5年更新)とすると当初の月額保険料は6800円となっている。

気になるのは「働けなくなる期間」がどれくらいだと保険金が出るのかだが、これは商品によって異なる。

入院または在宅療養(要介護)の期間が少なくとも2カ月というものもあれば、6カ月以上というものもある。

加入するかどうかはこの「免責期間」の長さをどう見極めるかによるだろう。