図表2でも、夏休み初日の7月20日が19万4800円だが、前日の終業式当日は14万4800円。この差は大きい。あるいは、始業式ギリギリを狙う。9月の始業式1週間前、8月25日出発なら16万9800円だ。

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図表2 お手頃価格で南国ハワイ。ワイキキ・バニアン6日間

年始年末も元日や1月2日の遅めの出発は狙いやすい。元日に飛行機に乗りたくない、できれば早めに行って帰ってきたいという心理からか、実際、元日の便は空席が目立つほどだ。

さて、日程が決まったら、航空券やホテルの手配となるが、初めてならやはりパッケージツアーが無難だ。個人手配のほうが安上がりに見えても、なんだかんだと条件をつけていくと、結果として大手旅行会社のツアーが一番得、ということが往々にしてある。エイビーロード、トラベルコちゃん、楽天トラベルなど、海外ツアー・航空券を比較検討できるサイトを活用しよう。

ただ、旅慣れていないと、値ごろ感がつかめない。そこで、旅行会社数社のメルマガを購読し、時期ごとの高値・安値、価格の変動傾向、ツアー内容と料金の関係をつかんでおこう。できれば1年間、値動きをウオッチするとよいだろう。

実際、お得なツアーはメルマガに最初に掲載されることが多いうえに、意外に購読者は読んでいないので狙い目だ。人気のツアーはあっという間に満席になる。いざというときを見極めてすぐ行動に移せるようにしたい。

一般的なツアーの料金表示で気をつけたいのは、燃油サーチャージや空港利用料など諸費用が合算された料金かどうか。安そうに見えたツアーが意外に総額では割高ということもある。