2014年4月29日(火)

週休5日で月10万円! 賢い再就職先探し

60歳からの働き方【2】再就職

PRESIDENT 2012年11月12日号

著者
溝上 憲文 みぞうえ・のりふみ
ジャーナリスト

溝上 憲文1958年鹿児島県生まれ。ジャーナリスト。明治大学政治経済学部政治学科卒。月刊誌、週刊誌記者などを経て、独立。新聞、雑誌などで経営、人事、雇用、賃金、年金問題を中心テーマとして活躍。『非情の常時リストラ』(文春新書)で2013年度日本労働ペンクラブ賞受賞。主な著書に『隣りの成果主義』『超・学歴社会』『「いらない社員」はこう決まる』『「日本一の村」を超優良会社に変えた男』『マタニティハラスメント』『辞めたくても、辞められない!』『2016年 残業代がゼロになる』など。近著に『人事部はここを見ている!』(プレジデント社刊)がある。

執筆記事一覧

ジャーナリスト 溝上憲文=文 武島 亨=撮影
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再雇用も再就職も独立も、定年世代にとって条件が厳しいことは間違いない。それでも、お金もやりがいも手にした「老後の勝ち組」たちは、現役時代にどんな努力をし、どんな準備を重ねてきたのだろうか。

フツーの事務系ホワイトカラーの求人は3割程度

定年後も同じ会社では働きづらい、新天地で週2~3日程度のんびり働きたいと考えている人もいるだろう。

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60代以上の就職が多い職業ランキング

そうした高齢者の多様な働き方を手助けしているのがマイスター60だ。同社は1990年に「60歳新入社員、70歳選択定年」を掲げ、高齢者に特化した人材サービス会社として創業。定年後も働くことを希望する高齢者の雇用創出を目指す、日本最古の人材派遣会社である。

60歳以上の登録者は約3000人。実際に働いている人は約380人。派遣社員が大半を占め、127社222の事業所の派遣先で働いている。従事している職種も様々だ。

同社の高平ゆかり執行役員事業本部長は「もともと親会社がビル管理業なので施設管理サービス職をはじめオフィスビルの設計・施工やシステム機器の開発職、生産技術職などの技術系が多い。事務系では経理・財務、営業、法務、知的財産など多岐にわたっている」と言う。技術・事務系の比率では、全体の6割強を技術系職種が占める。

働き方も多様だ。フルタイム勤務で働く人もいれば、週2日あるいは3日勤務といったプライベートとの両立を図る働き方を選択する人もいる。

賃金は職種によって異なる。最低でも時給は1000円。平均は1500~1600円、高い人は2000円を超える。

とはいっても求人企業にマッチングする業務がなければ働けない。マッチングで重視しているのが前職でどんな仕事をしてきたのかという職務経歴だ。とくに直近5年間の経験が大きく左右するという。

「大学を卒業してどういう仕事をしてきたのかではなく、定年前の直近3年ないし5年間に培ったキャリアや仕事の内容を見てマッチングさせています。それ以前のスキルや入社後にやってきた仕事はすでに陳腐化していますし、実際に使えないからです」(高平事業本部長)

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