2014年1月25日(土)

なぜ「太ももあげ運動」で若返るのか?

太ももを強くすると「太らない」「超健康」になる【3】

PRESIDENT BOOKS /PRESIDENT Online スペシャル

著者
宮崎 義憲 みやざき・よしのり
東京学芸大学名誉教授

1947年宮崎県生まれ。71年東京学芸大学大学院修了。医学博士。中学の体育教員を目指して東京学芸大学に進学するも、人の身体や脳の機能に興味を持ち、バイオメカニクス(身体運動学)や運動生理学を真剣に学ぶために、大学院に進学。 運動生理学を学ぶことによって、「健康と運動の関係」を深く探究。とくにウォーキングの研究では定評があり、厚生省の「健康日本21」の啓もう活動などによる運動ブームによって、1990年代に起こった「ウォーキング・ブーム」の火付け役と言われた。マスコミでも引っ張りだことなり、生活ほっとモーニング、ためしてガッテン(NHK)、発掘!あるある大辞典(フジテレビ)、花まるマーケット(TBS)などの健康特集には欠かせない存在となる。 また30年に及ぶ「健康市民講座」も大人気で、「ウォーキング」や「ダイエット」の話を中心に、講演回数は1000回を超える。健康運動指導士、体力づくり運動指導員など、指導者育成のための活動も見逃せない。日本ハムファイターズ監督の栗山英樹さんは、大学時代の教え子である。 主な著書に「息長く歩いて生き生き!」「脳をよくする簡単トレーニング」「宮崎教授のダイエット講座」など多数。現在は東京学芸大学名誉教授。関東学院大学や津田塾大学で非常勤講師もつとめる。

執筆記事一覧

東京学芸大学名誉教授・医学博士 宮崎義憲
1
nextpage
“太もも”を中心とした下半身の強化を説いた健康法が、幅広い男女から高い支持を得ている。静脈の血液を上半身に押し上げるポンプである“太もも”は「第二の心臓」と呼ばれ、健康や長寿の秘密が隠されている。また“太もも”などの下半身の強化は、肩こり・腰痛・高血圧・糖尿病・狭心症・便秘・不眠などの症状の改善につながり、さらに太らない体質を作りダイエットにも大きな効果がある。ヒット書籍『太ももを強くすると「太らない」「超健康」になる』の著者で、ウォーキングの第一人者、東京学芸大学名誉教授・医学博士の宮崎義憲氏が、手軽に出来る簡単体操を交えながら独自の“太もも健康法”を語る。

成長ホルモンという言葉をご存じでしょうか。

その名の通り、生まれてから思春期に至る成長期に大量に分泌されるホルモンで、骨や筋肉をはじめ、全身の組織の成長を促します。

思春期を過ぎると性ホルモンの分泌量が増え、成長ホルモンの分泌は抑えられますが、しかし成長期を過ぎても皮膚や髪の成長、内臓や血管の修復など細胞の自己修復に欠かせないホルモンとして重要な役割を果たしています。

近年では、この成長ホルモンを上手に補えばいつまでも若さが保てるのではないかと考えられ、欧米や日本でさまざまな研究が進んでいます。

その結果、成長ホルモン自体に若返り効果があること、さらに若返り効果があるとされる各種ホルモンが活発に働く作用を助けることが明らかになってきました。

つまり成長ホルモンの分泌を増やせば老化を遅らせたり、若返ることが可能だということになります。

成長ホルモンの分泌を促すには、成長ホルモンの材料となるアミノ酸、たとえばアルギニン、オルニチン、メチオニン、グルタミンなどを多く含む食品や栄養補助食品を取ることが重要で、それと並行して運動が大切だということも明らかになってきました。

PickUp