浅田次郎さんは同じ1951年生まれなので、親近感があります。主な作品はほとんど読んでいます。

本作は、張作霖爆殺事件を描いている作品です。張作霖を主人公にした、シリーズ前作の『中原の虹』も読みましたが、歴史上の出来事のひとつに焦点をあて、異なる視点から描くと映り方がずいぶん変わるものです。あまりに面白いので、途中で何度も読み返してしまいました。また最近は日中の歴史問題が取り沙汰されていますが、ひとつの物語として歴史を理解する機会は少なく、参考になります。

本作は「iPad」で読みました。嵩張らず、移動中も気軽に読めるので、本はできるだけ電子書籍で買うようにしています。とても便利ですよ。

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