次に、一定期間だけ死亡時の保障が得られる「定期保険」。例えば子どもの教育費がかかる期間だけ、万が一に備えて掛けるといった使い方をする。シンプルな保険なので「保険料が安いところを選べばいい」(横川さん)だろう。

オリックス生命のネット専用定期保険「ブリッジ」は解約返戻金がない掛け捨てタイプのため保険料が3367円と格安だ。

メットライフアリコの「スーパー割引定期保険」は死亡リスクを細分化し、健康状態に見合った保険料を設定した。つまり健康な人ほど保険料が安くなり、契約時のクラス(保険料率)が契約更新時にも引き継がれる。3490円の保険料はセカンドクラス(非喫煙標準体)のものだが、ファーストクラス(非喫煙優良体)であれば2470円まで下がる。

アクサ生命の「LTTP FairWind」の保険料は2万6720円と高く映るが、表の中では唯一の解約返戻金のある貯蓄性を備えた保険。返戻率も比較的高いが、低解約返戻金型なので早期の解約では元本割れしてしまう。

定期保険に加入するときは加入の仕方にも注意が必要だ。「60歳まで加入するというように年齢で決める方法と、10年間、20年間というように期間で決める方法があります。年齢で決めると、その年齢に達すると更新ができなくなりますが、期間であれば保険会社が決めた年齢まで更新ができるので、将来の状況に合わせることができます。また保険会社によっては定期保険を終身保険に変換できることがあることを知っておきましょう」(横川さん)。変換するときは健康状態を問われないので、病気をして新たな保険に加入できそうもないときに役に立つ。