2013年11月13日(水)

情報収集、人脈構築……SNSの使い分け法

しごとの未来地図

PRESIDENT 2013年12月2日号

著者
入山 章栄 いりやま・あきえ
早稲田大学ビジネススクール准教授

入山 章栄1972年生まれ。96年慶應義塾大学経済学部卒業、98年同大学大学院経済学研究科修士課程修了。2008年米ピッツバーグ大学経営大学院博士号取得。ニューヨーク州立大学バッファロー校助教授を経て、13年より現職。著書に『世界の経営学者はいま何を考えているのか』(英治出版)がある。

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早稲田大学ビジネススクール准教授 入山章栄 構成=荻野進介 写真=Getty Images

キャリア形成にSNSを生かすには

写真=Getty Images

フェイスブック(Facebook)、ツイッター(Twitter)、そしてミクシィ(mixi)と、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)は今やインターネット・コミュニケーションの主役となりました。若者を中心に普及しているLINE等さらに新しいサービスもありますが、今回はこの3つの代表的なSNSをみなさんのキャリアに生かす方法を、経営学の視点から考えてみましょう。

まずここでは、「ミクシィ、フェイスブック」と「ツイッター」を分けて考えてみましょう。なぜなら、前者2つでは新しい人と「つながる」ときに相互認証が必要ですが、ツイッターでは必要ないからです。

この3つのSNSの中で最初に日本に登場したのがミクシィです。ミクシィの特徴は、他のSNSとの競争が激しくなるにつれ、差別化のために「強い結びつき」のSNSであることを意図的に打ち出したことにあります。例えば同サービスでは様々なテーマについて「コミュニティ」をつくることができ、そこで同じ興味を持つ人たちが深い情報をやり取りできます。また本名を使わなくていいため、匿名性が高く、友人に知られたくない狭い分野での深い情報交換も可能です。

他方、フェイスブックはミクシィよりも「弱い結びつき」に近いといえます。同サービスは実名登録が基本なので本人の素性が明らかですから、あまり他人に聞かれたくないような「深すぎる話」はできません。その代わり、実名ゆえに友達や知り合いを見つけやすく、友達紹介機能のアルゴリズムも発達しているため、つながりを一気に広げることが可能です。

「フェイスブック上で、小学校時代の同級生と20年ぶりにつながった」などという方も多いのではないでしょうか。

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