2013年12月1日(日)

ゴールとアウトプットをつねに意識して勉強しているか?

あなたは貧乏勉強症に陥っていないか[6]

PRESIDENT 2012年8月13日号

ジャーナリスト 村上 敬=文 澁谷高晴、坂井 和、平地 勲=撮影
1
nextpage
この学び方で間違っていないだろうか──誰もが1度は迷うはずだ。「稼ぐ人」はいったいどのように勉強しているのか。1000人アンケートの結果を交えながら、第一線で活躍する一流のプロたちの学びのコツを紹介する。

勉強の効果を高めるには、アウトプットをイメージすることが重要。そう力説するのは、ファイナンシャルプランナー(FP)藤川太氏だ。

図を拡大
図1 勉強して得たことは、必ず何らかの形でアウトプットすべきだ

「勉強には2つの段階があります。まず全体像をつかむために、とにかく情報を詰め込む段階。全体をおおまかに把握できたら、次はディテールを詰めていく段階に入ります。このとき重要なのがアウトプットのイメージです。学んだことを自分の仕事にどう活かすか。具体的にどのような成果物にするのか。そのイメージが鮮明であるほど、ディテールが頭に入ってきます」

アウトプットをイメージすることにより、必要な情報とそうでない情報を選別することも可能になる。

「学生のときに試験をイメージして、ここは出題されそうだ、いや、ここは出ないだろうと予想しながら勉強した経験のある人は多いはずです。社会人になってからの勉強も同じ。アウトプットをイメージすれば必要なものが浮かび上がってくるので、効率的に学習を進められます」(藤川氏)

図を拡大
図2 人に教えることで、学びが深まった経験がある

こうした効果は、すでにビジネスパーソンにも浸透しているようだ。「学んだことはアウトプットすべき」と回答した人は、どの年収層でも過半数に。なかでも年収1500万円台では68.1%に達し、高年収層はアウトプットを強く意識していることがうかがえた(図1)。

具体的な方法を尋ねると、「ブログに書き留める」(次長・1500万円台)、「講演会や学会で発表する」(取締役・1500万円台)というように、書く、話すというオーソドックスなやり方がほとんどだった。なかでも目立つのは、人への指導。「人に教えることで学びが深まった経験がある」と答えた人の割合は、1500万円台で85.9%。部下がそれほど多くないはずの500万円台でも、79.5%の人が経験ありと回答した(図2)。

PickUp