2013年11月17日(日)

どうやって勉強時間を確保するか?

あなたは貧乏勉強症に陥っていないか[2]

PRESIDENT 2012年8月13日号

著者
村上 敬 むらかみ・けい
ジャーナリスト

1971年、大阪府生まれ。東京外国語大学外国語学部(マレーシア語科)卒。ビジネス誌・エンタープライズIT誌を中心に、自己啓発から経営論まで、幅広い分野で活躍中。

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ジャーナリスト 村上 敬=文 澁谷高晴、坂井 和、平地 勲=撮影
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この学び方で間違っていないだろうか──誰もが1度は迷うはずだ。「稼ぐ人」はいったいどのように勉強しているのか。1000人アンケートの結果を交えながら、第一線で活躍する一流のプロたちの学びのコツを紹介する。
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図1 1週間の勉強時間

勉強の必要性は感じているが、目の前の仕事に追われてそれどころではないという人は多いかもしれない。世のビジネスパーソンは、はたしてどの程度の時間を勉強に充てているのだろうか。

1週間の勉強時間を質問したところ、年収500万円台、800万円台は2時間未満という回答が過半数に。1500万円台だけが、2時間以上勉強している人のほうが多かった(図1)。

やるべき仕事の量は、一般的に高年収層ほど多いはず。にもかかわらず、なぜ勉強時間をキープできるのか。その理由を、人事戦略コンサルタントの高城幸司氏は次のように分析する。

「高年収の人は自分で時間をマネジメントできる環境にあり、時間をつくり出す能力にも長けています。一方、オペレーション中心の低年収層は、自分の権限で労働時間を動かすことができません。環境と能力が揃っている高年収層のほうが勉強時間を確保しやすいのは当然です」

じつは高城氏自身も、年収が高くなかった20代後半は、勉強時間を確保できていなかった。平日は朝から晩まで仕事漬けで、週末は疲れを取るためひたすら睡眠。勉強する余裕はまったくなかったが、当時の上司である藤原和博氏(杉並区立和田中学校・前校長)に「このままではいずれ行き詰まる」と指摘されて意識が変わったという。

「私はずっと営業成績がトップで、勉強しなくてもやっていける自信がありました。しかし藤原さんに、『このままではせいぜいスーパー営業マン止まり』と言われて目が覚めた。オペレーターはどこまでいってもオペレーターであり、年収も500万円台まで。上を目指すなら、無理にでも勉強しなければいけないと悟りました。忙しい中でも、勉強に充てる時間をつくれるかどうか。そこに500円万台を突破する人とそうでない人の差があります」(高城氏)

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