2013年11月24日(日)

勉強のモチベーション維持と軌道修正の仕方は?

あなたは貧乏勉強症に陥っていないか[4]

PRESIDENT 2012年8月13日号

ジャーナリスト 村上 敬=文 澁谷高晴、坂井 和、平地 勲=撮影
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この学び方で間違っていないだろうか──誰もが1度は迷うはずだ。「稼ぐ人」はいったいどのように勉強しているのか。1000人アンケートの結果を交えながら、第一線で活躍する一流のプロたちの学びのコツを紹介する。
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図1 モチベーションを保つコツがある

勉強の成果は、一朝一夕には出ないもの。途中で挫折する人も少なくないが、長く続けるためによい方法はないだろうか。

モチベーションを維持するコツを持っているかどうかを尋ねると、年収1500万円台、800万円台は約半数の人が「ある」と回答。しかし500万円台になると、「ある」と回答したのは約4分の1に(図1)。ファイナンシャルプランナー(FP)藤川太氏は自身の経験を振り返って、次のように指摘する。

「私も若いころは挫折ばかりでした。学生時代に、税理士や弁理士、司法試験など、さまざまな資格に挑戦したものの、途中で断念しました。いま振り返ると、当時は自分が進むべき道に自信がなかった。とりあえず資格が欲しいという気持ちで勉強していたので、モチベーションが続かなかったのでしょう」

しかし、藤川氏は社会人になってからFPの資格を見事取得。それまでと何が違ったのか。

「FPの資格取得も、これで食べていこうという明確な方針があったわけではありません。ただ、気がついたら、資格試験と関係なく自分で資産のシミュレーターをつくるほどに夢中になっていました。不向きなものをどうやって長く続けるのか悩むより、ワクワクできて勝手にのめりこめるものを探して勉強したほうが早いのかもしれません」

しかし、社会人になれば不向きと知りつつ勉強に取り組まなくてはいけないケースもある。「若い時期は、お金や物をモチベーションにしてもいい」とアドバイスするのは資産運用コンサルタントの逢坂ユリ氏だ。

「勉強にかぎらず、仕事をしていれば途中で投げ出したくなることがいくらでもあります。私はそのたびに、手帳に貼った自分の欲しい家や外車の写真を眺め、自分を励ましていました。30代、40代は飛行機でいう巡航速度に達しているので少々のことでへこたれませんが、若いときは自分を燃やす何かが必要。離陸するスピードをつけるのに、物欲はわかりやすくていい」

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