2013年11月7日(木)

商談を成功させる最初の質問

PRESIDENT 2013年9月30日号

著者
佐藤 綾子 さとう・あやこ
日本大学芸術学部教授

長野県生まれ。信州大学、上智大学大学院、ニューヨーク大学大学院パフォーマンス研究学科修了。国際パフォーマンス研究所代表。自己表現教育の第一人者として政・財・医学界に多くの支持者あり。近著に『安倍晋三プレゼンテーション 進化・成功の極意』。

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日本大学芸術学部教授 佐藤綾子=文 PANA=写真

「最初の一言」が会話の行方を決定づける

7月22日、イギリスのウィリアム王子とキャサリン妃の間に、世界中が待ち望んでいたロイヤルベビーが誕生しました。

参考にすべきは、産院から赤ん坊を連れて出てきたウィリアム王子に対する、イギリスのマスコミ各社の「ストローク」の投げ方です。

◆第1の記者「それで、ベビーの顔はどちらに似ていましたか?」
◆ウィリアム王子(満面の笑みで)「幸いなことに、キャサリンだよ」
◆(横から)キャサリン妃「まだよくわからないわよ」

キャサリンもまた満面の笑みです。

記者たちは、王子が美しい妻を誇りに思い、自分たちの子どもは彼女に似ているということを言いたいだろうと、前もって予測しています。そこをうまくついて、「相手の言いたいこと」をズバリと質問したため、ウィリアム王子もキャサリン妃も溢れんばかりのスマイルになり、それを見ていた市民もドッと盛り上がり、場は一気に和やかになりました。

続いて、

◆第2の記者「赤ちゃんの髪の毛は、どっちに似ているんでしょう?」
◆ウィリアム王子「ラッキーなことに、それも妻だね。(赤ちゃんは)僕より髪の毛がある」

これにはキャサリン妃も、横で「うふふ」とだけ笑っていました。

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