2013年8月19日(月)

人を引き込む、ビジネス版「ヒーローvs敵」のストーリー展開

達人に学ぶ「伝わる技術」 第17回

PRESIDENT Online スペシャル

著者
上野 陽子 うえの・ようこ
コミュニケーション・アナリスト

上野 陽子カナダ・オーストラリア留学後、ボストン大学コミュニケーション学部修士課程でジャーナリズム専攻、東北大学博士前期課程で人間社会情報科学専攻修了。通信社の国際金融情報部、出版社、海外通販会社役員などを経て現在に至る。著書に『スティーブ・ジョブズに学ぶ 英語プレゼン』(日経BP社)、『名作映画いいとこだけの英会話』(ダイヤモンド社)、『コトバのギフト~輝く女性の100名言』(講談社)、『1週間で英語がどんどん話せるようになる26のルール』(アスコム)、『Primeシリーズ1・ビジネス英語新人研修―女子のフレーズー』(ジャパンタイムズ)ほか多数。

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上野陽子=文
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ストーリーの組み立て方は戦隊モノに学べ!

人を引き込むために「ストーリーを組み立てると効果的だ」と言われるが、実際、自分のこの話をいったいどうやってストーリーにすればいいか……、と悩む方もいるかもしれない。営業で売り込む、プロジェクトのプレゼンをする、企画を提示する……。事実を伝えるしか方法はないように思われるかもしれない。

たとえば、子供の頃に憧れた仮面ライダーなどの戦隊モノを思い浮かべてみよう。30分という短い時間で、敵が現われて周りの人間に危害をおよぼし、それをヒーローがやっつける。長寿番組だった水戸黄門も、根底に流れるストーリーラインは毎回同じで、問題を抱えた人が登場し、悪代官や庄屋などが悪役として人を困らせ、悪人たちとの格闘の末に黄門様が最後に印籠をかざすことで問題は解決する。

どちらの番組も<問題点><敵の登場><ヒーローが問題を解決>という、いたってシンプルな構成パターンに、ほんの少し違うシチュエーションや登場人物を当てはめていくだけで、毎回のストーリーができあがっていくのだ。

このパターンに、私たちが伝えたい内容をあてはめてみると、ひとつのストーリーができあがる。たとえば自社の新製品を生み出した理由はなんだろうか? そこに解決したい問題があったのではないだろうか? 自社の製品はその問題をやっつけて解決したのではないだろか……。そんな観点から、ストーリーを組み立ててみよう。

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