『PRESIDENT』2025年1月24日発売号
『PRESIDENT』2025年1月24日発売号
雑誌『PRESIDENT』にて、メールマガジン購読者2,336人を対象に「孤独」に関してアンケート調査を実施。今のビジネスパーソンが「孤独」についてどう感じ、考えているのかを浮き彫りにしました。今回はアンケート調査でわかったビジネスパーソンの思考について、「家族や自分の老後」「オフタイム」に関する部分をPRESIDENT Business Portalにて抜粋してお伝えします。

【調査概要】プレジデント編集部では、2025年1月7日~10日、PRESIDENT Onlineのメールマガジン購読者を対象に「孤独」に関する調査を実施。2,336人から回答を得ました。


日本ではいま、「孤独な人」が増えています。総務省によれば、単独世帯の割合が2025年には35%を超え、40年には約40%に拡大すると推計されています。核家族化や若者の未婚率の上昇などが主な要因として挙げられていますが、今後は「独居老人」が増加し、40年には単独世帯が約900万世帯に達すると見込まれています。

一方で、「おひとりさま」向けのレジャーがブームとなり、日本人の「ひとりで時間を過ごす」ことを好む傾向もあります。「ひとりでいることが好きですか」という質問に対して、「好き」「どちらかというと好き」の回答を合わせると約9割にのぼり、ひとり時間を楽しむ人が多いことがわかります。

【図表1】ひとりでいることが好きですか

このようなデータを踏まえ、ビジネスパーソンは自分や親の老後、またオフタイムについてどのように考えているのでしょうか。

親の介護、自分の老後

家族に関する設問の中で、「親の介護についてどう考えますか」という質問をしました。その結果、「積極的に介護したい」と答えた人が、27.4%と全体の4人に1人にとどまるという結果でした。多くの人が「仕方ないので介護する」「どちらかというと介護したくない」と回答しており、自分の親の介護にあたっては何かしらの介護サービスを検討する人も多いと予想されます。

【図表2】親の介護についてどう考えますか

一方で、自分の老後について、「老後の生活はひとりがいいですか、誰かと一緒がいいですか」という質問をしたところ、73.6%が「誰かと一緒がいい」と回答しています。先に述べたように、ひとりでいることが「好き」または「どちらかというと好き」と答えた人が多いにもかかわらず、老後に関しては7割以上が誰かと過ごすことを望んでいるという結果になりました。

【図表3】老後の生活はひとりがいいですか、誰かと一緒がいいですか

上記に関連して、「あなたが孤独を感じる瞬間を教えてください」という質問には、「自分が病気になったとき」や「悩みを相談する相手がいなくなったとき」が上位に挙げられています。ひとりでいることを好む人でも、病気や悩みといった心身の不安が孤独感につながり、老後には誰かと過ごしたいという気持ちが強くなることがうかがえます。

弊社では、「親子で考える老後特集」「アクティブシニア特集」など、家族や自身の老後に関する商材・サービスを訴求する特別広告企画をご用意しております。詳細はお問い合わせください。

オフタイムも充実させていきたい

読者はさまざまなオフタイムの過ごし方を持ち、オフタイムを充実させています。

「あなたがひとりでいける場所を教えてください(複数回答)」という質問では、ショッピング、図書館、定食屋、ファミリーレストランが8割を超える回答を得ました。一方で、キャンプやカラオケなど趣味にかかわる部分は意外にも少ない結果となりました。

【図表4】あなたがひとりでいける場所を教えてください(複数回答)

また、今後ひとりで行ってみたい場所については、温泉や国内・海外旅行のような「ひとり旅」が上位にあがりました。自由気ままにゆったり過ごせる「ひとり旅」の需要が高まっていることがわかります。

【図表5】今後、一人で行ってみたい場所を教えてください(複数回答)

普段のひとり時間の過ごし方もうかがいました。

多かった回答は、「映画やドラマを見る」「本や漫画を読む」「音楽を聴く」など、手軽に楽しめる過ごし方でした。近年、NetflixやAmazon Primeのような動画配信サービス、Apple MusicやSpotifyなどの音楽配信サービスのようなサブスクリプションが広く浸透してきています。このようなサービスの浸透がひとり時間の充実を助けていることが考えられます。

【図表6】ひとり時間をどのように過ごしていますか(複数回答)

また、ひとりを楽しむために始めた趣味についてもうかがいました。散歩・ウォーキング、読書、映画鑑賞が多くの回答を集めています。手軽に始められる読書と並んで、散歩・ウォーキングが人気になっていることから、健康意識の高さがうかがえます。

【図表7】ひとりを楽しむために始めた趣味を教えてください
 

『PRESIDENT』ではひとり時間の充実にも関連する、特別広告企画「オフタイム特集」を予定しています。

オフタイム特集

趣味に興じる、旅行やアウトドアでゆったりと過ごす、身体を動かしリフレッシュする、自分や家族にあったサブスクリプションサービスを利用する、自己研鑽やスキルアップのために勉強する……。『PRESIDENT』読者はオフの時間を大切にしています。本特集では各社が提供する商品や施設、サービスを特集し、「自分らしいオフタイムの過ごし方」を後押しする記事で紹介します。


『PRESIDENT』では、今後もこのような読者への独自調査を続け、ビジネスパーソンの本音をひもとく取り組みを続けてまいります。

先に紹介した「親子で考える老後特集」「アクティブシニア特集」「オフタイム特集」だけではなく、弊社の読者に効果的に訴求できる広告企画をほかにもご用意しています。

また、企業様と協働しての調査やレポート作成、調査結果をもとにしたコンサルティングも可能です。まずは、お問い合わせからお気軽にご相談ください。