【金融業界】転職エージェントおすすめ比較|ハイクラス・未経験・職種ごとに紹介
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いま金融市場は、銀行・証券・保険といった伝統分野に加え、Fintechやコンサルティング、スタートアップまで多様化が進んでいる。それに伴い、求人の専門性や選考プロセスは高度化しており、求職者個人の力だけで戦うのは容易ではない。だからこそ、金融業界に精通した転職エージェントこそが、成功への最短ルートとなる。

本記事では、金融分野に強みをもつ転職エージェント10社について、選び方の要点から活用法までを解説する。キャリアの目的に合った転職エージェントを見つけ、転職成功までの道筋を描いてほしい。

目次

  1. 【早見表】あなたに最適な金融業界向けの転職エージェントは?
  2. 金融業界向け転職エージェントの正しい選び方|後悔しない4つのポイント
  3. 金融業界におすすめの転職エージェント10選【徹底比較】
  4. 【目的別】あなたに合う金融業界向け転職エージェント
  5. 【職種別】専門性を生かす金融転職エージェント
  6. 転職成功率を最大化する転職エージェント活用術4つ
  7. 登録から内定まで│金融転職エージェント利用の流れ
  8. 金融業界向け転職エージェントに関するよくある質問(FAQ)

【早見表】あなたに最適な金融業界向けの転職エージェントは?

まずは、自分の目的やキャリア段階に合う転職エージェントの方向性を把握しよう。以下の早見表では、目的・状況ごとに最適なタイプと代表的な転職エージェントを整理している。自分の条件に近い項目を基準に、最有力候補を絞り込んでほしい。

あなたの目的・状況 転職エージェントタイプ おすすめの転職エージェント
年収を上げたい/ハイクラス・専門職に挑戦したい ハイクラス・専門特化型 コトラ
外資・グローバル企業で働きたい/語学力を生かしたい 外資・国際転職型 エンワールド・ジャパン
効率的にスカウトを受けたい/忙しくて時間がない ハイクラス向けスカウト型 JACリクルートメント
金融未経験・20代からキャリアを築きたい 総合型・キャリアチェンジ支援型 マイナビ金融AGENT
金融業界の中で専門性を深めたい(投資・管理・バックオフィス等) 専門領域特化型 MS-Japan

金融業界向け転職エージェントの正しい選び方|後悔しない4つのポイント

金融転職を成功させるうえで最も重要なのは、転職エージェントを正しく選ぶことである。特に金融業界は、扱う求人やキャリアアドバイザーの専門性に大きな差がある。だからこそ、選定基準を明確に持つことが欠かせない。

押さえるべきポイントは以下の4つだ。

①総合型か特化型か?キャリアプランで選ぶ

転職エージェントは大きく「総合型」と「特化型」に分かれる。それぞれの特徴を理解し、自身のキャリアプランに合ったタイプを選ぶことが、転職成功への近道だ。

以下の比較表で、2タイプの違いを整理した。

種類 総合型転職エージェント 金融特化型転職エージェント
特徴 全業界・全職種を扱う。求人数が多い 金融領域に特化。専門知識とネットワークを有する
メリット ・求人数が多く選択肢が広い
・未経験歓迎の求人を見つけやすい
・異業種からの転職にも対応
・キャリアアドバイザーが業界に精通
・非公開のハイクラス求人が多い
・専門的な選考対策が受けられる
デメリット ・担当者の専門性(質)に差がある
・ハイクラス求人では特化型に劣る
・求人数は総合型に比べて少なめ
・未経験者向け求人が限られる
向いている人 ・未経験から金融業界を目指す20代
・幅広い選択肢を比較したい人
・金融業界経験者でキャリアアップを目指す人
・専門職(M&A、PEファンドなど)志望者
主な転職エージェント リクルートダイレクトスカウト MS-Japan

キャリアの段階や目的によって選ぶべきタイプは異なる。たとえば、異業種から金融業界に挑戦したい20代ならdodaなど総合型で幅を広げ、すでに銀行や証券で経験を積んでいる30代ならコトラのような特化型が最適だ。

②自分の得意業界・職種に強い転職エージェントを見極める

金融業界の転職では、転職エージェントがどの分野に強いかで紹介される求人の質が変わる。 銀行・証券・保険・Fintech・経営管理部門など、同じ「金融」でも求められるスキルや採用背景はまったく異なる

だからこそ、自分の専門領域に詳しい転職エージェントを選ぶことが重要だ。登録前に、以下のポイントを確認しておこう。

  • 求人を把握する

    希望分野の求人数や非公開案件の割合をチェックする

  • 支援実績を確認する

    同業・同職種・同年代の支援事例があるかを見ておく

  • 得意領域を見抜く

    公式サイトや面談で、得意分野を具体的に説明できるかを確認する

得意分野が一致していれば、提案の精度が上がり、面接対策や条件交渉もスムーズに進む。キャリアを理解する相手を選べるかどうかが、転職の質を決める。

③求人の量と質│非公開・独占求人を確認する

求人の多さは魅力的だが、本当に見るべきは「質」だ。金融業界では、重要なポジションほど、企業が公開せずに転職エージェントの非公開求人経由で募集する

つまり、非公開・独占求人の保有数こそ、転職エージェントの実力を測る指標といえる。

  • 非公開求人の割合

    全体のうちどの程度が一般に出ていないかを確認

  • 独占求人の有無

    他転職エージェントが扱えない特別ポジションがあるか

  • 希望職種・領域の実績

    M&A、財務企画、リスク管理など、希望分野での成功事例があるか

たとえば、コトラやアンテロープのような金融特化型は、長年の企業ネットワークにより独自の非公開案件を多く保有する。こうした転職エージェントを選べば、競争率の低い優良求人に出合える可能性が高まる。

④サポート体制の手厚さと実績で選ぶ

転職活動は情報戦であると同時に、精神的にも消耗しやすいプロセスだ。だからこそ、転職エージェントのサポート体制の充実度は、成功率と満足度を決定づける要素となる

特に以下の項目をチェックしておこう。

  • 書類添削

    金融業界の採用担当が重視するポイントを反映してくれるか

  • 面接対策

    ケース面接・志望動機・市場動向を踏まえた模擬練習があるか

  • キャリア面談

    現職の棚卸しから中長期キャリア設計まで伴走してくれるか

  • 年収交渉

    条件・待遇を企業と交渉し、最適なオファーを引き出してくれるか

  • 入社後フォロー

    定着・活躍支援など入社後もサポートがあるか

また、年収アップ率・内定率・満足度など、公式サイトで公開されている実績データも、比較の有効な材料になる。サポート体制と成果実績の両面で、本当に頼れる転職エージェントかを判断しよう。

金融業界におすすめの転職エージェント10選【徹底比較】

金融業界での実績・専門性・求人の質を評価軸に、おすすめの転職エージェント10社を選んだ。いずれも銀行・証券・保険・ファンドなどの分野で強みを持つ実力派である。

前章で解説した4つの選び方のポイント(総合型・特化型/専門性/求人の質/サポート体制)を基準に、利用者満足度や独自の強みも加味して選定している。

金融業界におすすめの転職エージェント10選【比較表】

転職エージェント タイプ 主な対象層 得意領域(金融) 強み・特徴
JACリクルートメント ハイクラス強めの総合 20代後半〜40代前半 銀行・証券・PE/VC・AM、管理部門 ミドル〜ハイクラスに強く、専門チームが職務経歴〜交渉まで一気通貫で支援。外資案件も多い
リクルートダイレクトスカウト スカウト型(総合) 20代〜50代 経営企画・管理部門・金融ほか 登録してスカウトを受ける方式。ヘッドハンター経由の非公開求人に触れやすい
コトラ 金融・コンサル特化 30代〜50代 IBD・PE/VC・AM・不動産金融 金融・コンサルの専門職に強い。非公開・独占求人や実務に根ざした助言に定評あり
ロバート・ウォルターズ 外資・グローバル特化 20代後半〜40代 IBD・AM・保険・リスク/コンプラ等 英文レジュメ〜英語面接まで一貫支援。外資・日系グローバルの専門職に強い
マイナビ金融AGENT 金融特化 20代〜30代 銀行・証券・生保・信託・リスク管理等 業界出身キャリアアドバイザーが多数。内部事情や要件まで踏まえた実践的支援。独占求人も多い
doda 総合 20代〜30代 金融を含む全業界(未経験可) サイト・エージェント・スカウトを一体提供。金融業界未経験歓迎の求人も豊富
リクルートエージェント 総合 20代〜40代 銀行・証券・保険・リース、リスク管理、企画、経理財務 全業界・全職種を網羅し、非公開求人が多い。支援実績が厚く選考支援が手堅い
アンテロープキャリアコンサルティング 金融・コンサル特化(ブティック) 20代後半〜40代 投資銀行・PE/VC・AM・不動産金融・M&A 業界出身者が深い選考の知見を提供。トップティア企業の非公開中心
エンワールド・ジャパン 外資・グローバル特化(ハイクラス) 30代〜50代 金融サービスほか管理職・専門職 外資・日系グローバルの管理職・エグゼクティブ案件に強い。雇用形態も柔軟に提案
MS-Japan 管理部門・士業特化 30代〜50代 経理・財務・法務・内部監査・金融バックオフィス 非公開・独占求人が多く、管理部門でハイクラス比率が高い。安定と専門性を両立

この比較表を見れば、各社のポジショニングが一目でわかる。自分のキャリア段階や志向に合う一社を選ぶ指針として活用してほしい。続くパートでは、各転職エージェントの特徴と活用ポイントを紹介していく。

JACリクルートメント|ハイクラス・外資系転職の決定版

JACリクルートメントは、年収600万円以上のミドル〜ハイクラス層に強みを持つ転職エージェントである。とりわけ金融の管理職・専門職や外資系を狙う場合に有力で、800万〜1,500万円クラスの非公開求人も多い

求人をただ紹介するのではなく、職務経歴の磨き込み・面接対策・条件交渉まで、専門チームが戦略的に支援する。英語要件の案件やハイクラスの非公開求人にもアクセスしやすい。

項目 内容
対象層 20代後半〜40代前半のミドル〜ハイクラス
特徴(求人) 管理職・専門職中心/非公開ハイクラス案件が多い
得意領域 金融(銀行・証券・PE/VC・AM)、コンサル、管理部門、IT
運営会社 株式会社ジェイエイシーリクルートメント
公式サイト https://www.jac-recruitment.jp/
こんな人におすすめ

● 年収アップや役職アップを具体的に狙いたい人
● 外資系/グローバル金融でキャリアを伸ばしたい人
● 投資銀行・アセマネ・PE/VC・リスク/コンプラなど専門職を求めている人

リクルートダイレクトスカウト|総合型のスカウト転職サービス

リクルートダイレクトスカウトは、リクルートグループが運営する総合型のスカウト転職サービスである。求人数は約55万件以上(2025年10月時点)を誇り、経営企画・金融・コンサル・IT・管理職など幅広い業界・職種を網羅している

登録するだけで企業やヘッドハンターからスカウトが届く仕組みが特徴で、転職市場での「見えないチャンス」に触れられる点が強みである。

項目 内容
対象層 20代〜50代のミドル・ハイクラス層
特徴(求人) 経営層・管理職・専門職中心/スカウト経由の非公開求人が多い
得意領域 経営企画・管理部門・金融・コンサル・ITなどミドルやハイクラス全般
運営会社 株式会社インディードリクルートパートナーズ(リクルートグループ)
公式サイト 公式サイト
こんな人におすすめ

● スカウトを受けながら効率的に転職活動を進めたい人
● 多忙で求人検索の時間が取りづらいビジネスパーソン
● 業界・職種を限定せず、幅広い可能性からキャリアを広げたい人

\ハイクラス向けスカウトサービス/

コトラ|金融専門職・ハイクラスに特化したプロ集団

コトラは、金融・コンサル・経営層などハイクラス人材に特化した転職エージェントである。特に投資銀行、PEファンド、アセットマネジメント、不動産金融など、金融業界の専門職領域で国内屈指の実績を持つ

キャリアアドバイザーは金融・コンサル出身者が多く、実務に基づく精度の高いアドバイスを受けられる。企業とのネットワークも強く、非公開・独占求人の紹介やスピーディーな面接調整にも定評がある。

項目 内容
対象層 30代〜50代のハイクラス・管理職層
特徴(求人) 金融・コンサル・経営層ポジション中心/外資系・専門職案件が多い
得意領域 金融(IBD・PE/VC・AM・不動産金融)、コンサル、経営層ポジション
運営会社 株式会社コトラ
公式サイト https://www.kotora.jp/
こんな人におすすめ

● 金融・コンサル分野で専門性を深めたい人
● 投資銀行やPEファンドなど、高難度領域に挑戦したい人
● 企業の経営層・幹部ポジションを視野に入れている人

ロバート・ウォルターズ|外資系・グローバル転職に強い

ロバート・ウォルターズは、外資系および日系グローバル企業への転職に特化した世界有数の転職エージェントである。東京・大阪を拠点に世界30カ国以上で展開し、グローバルキャリアを志向するバイリンガル人材に幅広い選択肢を提供している

日本でも20年以上の実績を誇り、金融・製薬・IT・コンサル・メーカーなど、多様な業界の採用支援に強みを持つ。金融領域では投資銀行、アセットマネジメント、保険、リスク・コンプライアンスなど専門職の紹介に定評がある。

英文レジュメ作成や英語面接対策など、グローバル転職に不可欠なサポート体制も整っている。

項目 内容
対象層 20代後半〜40代のバイリンガル・グローバル志向層
特徴(求人) 外資系・日系グローバル企業中心/専門職・管理職ポジションが多い
得意領域 金融(IBD・AM・保険・リスク・コンプラ)、経理・財務、法務、IT、コンサル
運営会社 ロバート・ウォルターズ・ジャパン株式会社
公式サイト 公式サイト
こんな人におすすめ

● 外資系・日系グローバルで英語を生かしたい人
● 英文レジュメ~英語面接まで一貫支援を求める人
● 海外拠点やクロスボーダー案件に関わりたい人

\世界30カ国以上で展開/

マイナビ金融AGENT|業界出身キャリアアドバイザーによる専門サポート

マイナビ金融AGENTは、マイナビグループが運営する金融業界特化型の転職エージェントである。銀行・証券・保険などの大手金融機関出身者がキャリアアドバイザーとして多数在籍し、業界特有の職務内容や選考基準を踏まえた実践的な支援を行っている

求人票には載らない企業文化や内部事情、ポジションごとのリアルなスキル要件まで把握しており、初めての転職でも安心して臨めるサポート体制が整っている。

非公開・独占求人も一定数保有しており、メガバンクから地銀、生保・証券まで金融主要領域を幅広く網羅している。

項目 内容
対象層 20代〜30代の金融業界経験者・第二新卒層
特徴(求人) 銀行・証券・保険・リスク管理など金融専門職中心/独占求人が多い
得意領域 銀行・証券・生保・信託・リスク管理・コンサル・財務
運営会社 株式会社マイナビ
公式サイト https://mynavi-agent.jp/finance/
こんな人におすすめ

● 金融業界でキャリアを築きたい第二新卒・20代後半の人
● 金融業界出身キャリアアドバイザーに相談し、実務目線で転職を進めたい人
● メガバンク・証券・生保など業界内でのキャリアアップを目指す人

doda|未経験からの金融業界転職に強い総合型転職エージェント

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画像引用:doda公式サイト

dodaは、パーソルグループが運営する大手総合型の転職サービスである。求人数は約25万件(2025年10月時点)にのぼり、金融業界をはじめ幅広い業種・職種を網羅している

転職サイト・転職エージェント・転職スカウトの3機能を1つのプラットフォームで提供しており、自分のペースで進めたい人から伴走支援を受けたい人まで対応できる柔軟さが魅力だ。

金融領域担当のキャリアアドバイザーが在籍しており、銀行・証券・保険・リース・FinTechなど、各分野の求人紹介や書類・面接対策も受けられる。「業界未経験歓迎」の求人も多く、異業種から金融業界へのキャリアチェンジを目指す20代・30代にも適している。

項目 内容
対象層 20代〜30代の若手〜中堅層(未経験〜経験者)
特徴(求人) 金融業界未経験歓迎求人・総合職/営業/管理部門など幅広い職種
得意領域 金融(銀行・証券・保険・リースなど)を含む全業界に対応/事務・営業・IT・コンサルなど幅広い職種
運営会社 パーソルキャリア株式会社(パーソルグループ)
公式サイト https://doda.jp/
こんな人におすすめ

● 未経験から金融業界に挑戦したい20代〜30代の人
● 営業職や事務職から金融系へのキャリアチェンジを考えている人
● 求人の多い総合型転職エージェントで幅広く比較検討したい人

リクルートエージェント|求人数トップクラスの総合型転職エージェント

リクルートエージェントは、株式会社リクルートが運営する総合型転職エージェントである。公開求人は約72万件、非公開求人も約33万件(2025年10月時点)にのぼり、国内でも最大級の求人数を誇る

キャリアアドバイザーは各業界に精通しており、金融・IT・メーカー・コンサルなど幅広い分野で最適な求人を提案してくれる。特に金融業界では、銀行・証券・保険・リースなどの法人営業、リスク管理、経営企画、経理財務など、幅広いポジションをカバーしている。

項目 内容
対象層 20代〜40代のビジネスパーソン
特徴(求人) 全業界・全職種対応/非公開求人が多い
得意領域 全業界・全職種(金融・IT・メーカー・サービスなど主要領域を網羅)
運営会社 株式会社リクルート
公式サイト https://www.r-agent.com/
こんな人におすすめ

● まずは市場全体の求人を幅広く見たい人
● 非公開求人を含めて効率的に転職活動を進めたい人
● 初めての転職でサポート体制を重視したい人

アンテロープキャリアコンサルティング|投資銀行・PEファンドに強い金融特化

アンテロープキャリアコンサルティングは、金融・コンサルティング業界に特化したブティック型転職エージェントである。特に投資銀行、PEファンド、M&Aアドバイザリーといった高専門領域に強く、プロフェッショナル人材から高い信頼を得ている

キャリアアドバイザーの多くが金融・コンサル業界出身者で、業界特有の選考基準や組織カルチャーに精通している。候補者と企業の両面を深く理解し、「目先の転職」だけでなく「その後のキャリア設計」まで踏み込んだサポートが受けられる点が大きな魅力だ。

項目 内容
対象層 20代後半〜40代の金融・コンサル経験者
特徴(求人) ハイクラス特化/外資・日系トップティア企業の非公開求人が中心
得意領域 投資銀行/PE・VC/AM/不動産金融/M&A/戦略・財務コンサル
運営会社 アンテロープキャリアコンサルティング株式会社
公式サイト https://www.antelope.co.jp/
こんな人におすすめ

● 投資銀行・ファンド・M&Aなど専門領域でキャリアを伸ばしたい人
● 業界出身の担当者に長期的なキャリア相談をしたい人
● 事業会社から金融・コンサル領域へステップアップしたい人

エンワールド・ジャパン|外資系・日系グローバル企業に強いハイクラス特化

エンワールド・ジャパンは、外資系・日系グローバル企業を中心に、ミドル〜ハイクラス層の転職支援を行う転職エージェントである。

日本国内にある外資系企業の約9割と転職支援の取引実績があり、年収1,000万円以上のエグゼクティブ求人や、金融・IT・コンサル・製造業など幅広い業界の管理職ポジションを多数保有している。

正社員だけでなく、プロフェッショナル派遣・契約社員の紹介にも対応しており、英語を生かしたグローバル転職や、海外企業とのマッチング支援にも強みを発揮する。

項目 内容
対象層 30代〜50代のミドル〜ハイクラス層
特徴(求人) 外資系・日系グローバル企業中心/管理職・専門職・エグゼクティブ求人が豊富
得意領域 金融サービス、コンサルティング、IT・通信、メーカー、経営企画、法務、財務、人事、マーケティングなど
運営会社 エンワールド・ジャパン株式会社(エン・ジャパングループ)
公式サイト https://www.enworld.com/
こんな人におすすめ

● 外資系やグローバル企業でキャリアを築きたい人
● 英語力を生かして海外と関わる仕事に就きたい人
● 1,000万円以上のハイクラス転職を目指す人

MS-Japan|管理部門・士業・金融バックオフィスに特化

MS-Japanは、経理・財務・人事・法務といった管理部門や、公認会計士・税理士などの士業に特化した専門型転職エージェントである。

約1万件以上の求人を保有し、そのうち管理部門が7,000件以上、士業・専門職が3,000件以上を占める。非公開求人が約9割を占め、独占求人も多い。ミドル層向け求人の6割以上が年収700万円超のハイクラス案件である点も特徴だ。

金融領域では、銀行・証券・保険会社などの財務、法務、リスク管理、コンプライアンス職の紹介実績が豊富。金融バックオフィスやコーポレート部門への転職を得意としており、安定と専門性を両立したキャリア形成を支援している。

項目 内容
対象層 30代〜50代の管理部門・士業・金融経験者
特徴(求人) 管理部門・士業特化/非公開求人90%超/年収700万円以上のハイクラス案件が豊富
得意領域 経理・財務・人事・法務・内部監査・経営企画・会計士・税理士・金融バックオフィス
運営会社 株式会社MS-Japan
公式サイト https://www.jmsc.co.jp/
こんな人におすすめ

● 管理部門や士業として専門性を高めたい人
● 金融機関のバックオフィスやコーポレート部門に転職したい人
● 安定したハイクラス転職を目指す30〜40代

【目的別】あなたに合う金融業界向け転職エージェント

金融業界の転職では、目指す方向によって選ぶべき転職エージェントは異なる。

ここでは、前章で紹介した10社の中から、目的別に特に強みを発揮する転職エージェントを整理する。まずは自分の目的に近いカテゴリを確認し、2〜3社(最大4社)を併用して比較検討するとよい。

ハイクラス向け|年収1,000万超の非公開求人を狙う

年収1,000万円超の求人は、一般の転職サイトにはほとんど出回らない。経営層やプロフェッショナル職を扱う「ハイクラス特化の転職エージェント」こそが、真に価値のある非公開案件への最短ルートである。

以下の4社は、ハイクラス金融人材の転職において実績・信頼性ともに高い。

  • JACリクルートメント

    ミドル〜ハイクラス特化。業界別専任制で戦略的な転職支援を実施

  • リクルートダイレクトスカウト

    登録するだけでスカウトが届く。ヘッドハンター経由で高年収求人にアクセス可能

  • コトラ

    金融・コンサル・経営層ポジションに特化。専門職や管理職案件に強い

  • アンテロープキャリアコンサルティング

    投資銀行・PEファンド・M&Aに強み。金融特化のブティック型転職エージェント

外資系金融向け|グローバルキャリアで市場価値を高める

語学力や国際感覚を生かしてグローバルな舞台で金融業界でのキャリアを築くなら、外資系金融に特化した転職エージェントを選ぶべきだ。この領域では、英語面接やグローバル報酬交渉など特殊なプロセスが多く、外資専任キャリアアドバイザーのサポートが成功を左右する。

以下の3社は、外資・日系グローバル企業への紹介実績が特に豊富だ。

  • ロバート・ウォルターズ

    外資系・日系グローバル企業に特化。金融・法務・IT職で高評価

  • エンワールド・ジャパン

    外資系企業の約9割と取引。英語を生かせるハイクラス求人が豊富

  • JACリクルートメント

    外資・グローバル案件も多数。ミドル〜ハイクラス層から厚い支持

未経験・20代向け|ポテンシャル採用と手厚いサポートで挑戦する

未経験から金融業界に挑戦する場合、求人数の多さよりも「ポテンシャルを見てくれる企業」を見つけることが重要だ。キャリア形成の初期段階では、書類作成から面接対策まで寄り添ってくれる転職エージェントが強い味方になる。

以下の3社は、金融未経験や20代転職で特に実績が高い。

  • doda

    求人数業界最大級。未経験歓迎求人やキャリアチェンジ案件が充実

  • リクルートエージェント

    幅広い職種・業種を揃えており、非公開求人とサポート体制の両面で安心感が高い

  • マイナビ金融AGENT

    金融出身キャリアアドバイザーが在籍。初めての金融転職でも実務目線で支援

【職種別】専門性を生かす金融転職エージェント

金融業界では、職種によって求められるスキル・経験・人脈がまったく異なる。投資銀行や運用会社などの「プロフェッショナル領域」から、証券・保険・銀行・バックオフィスまで、それぞれに最適な転職エージェントを選ぶことが転職成功の鍵となる。

ここでは、金融業界を代表する主要3領域に分け、専門分野で高い実績を持つ転職エージェントを紹介する。

投資銀行・PEファンド・M&A向け転職エージェント

この領域は金融の中でも最も競争が激しく、求人の多くが非公開・紹介制で動く。年収水準は高い一方で、企業が求めるスキルは極めて専門的だ。

したがって、業界の内部事情に精通し、クライアントとの強固なネットワークを持つ特化型転職エージェントのサポートが欠かせない。以下の4社は、この分野で豊富な実績を誇る代表格だ。

  • コトラ

    投資銀行・PE・M&Aに特化した転職エージェント。非公開求人が豊富

  • アンテロープキャリアコンサルティング

    投資銀行・M&A・PEファンドに特化。現場感覚に基づく選考対策が強み

  • JACリクルートメント

    ハイクラス層×外資金融の両軸で強い。幹部・専門職クラスの提案力に定評

  • ロバート・ウォルターズ

    クロスボーダーM&Aや外資金融に精通。英語力を生かせる高年収案件が多い

アセットマネジメント・証券・保険業界向け転職エージェント

アセットマネジメントや証券・保険業界では、企業との信頼関係と業界理解が転職成功の鍵を握る。特に中堅〜管理職層の転職は紹介経路が限られ、一般の求人サイトでは出合えない案件も多い

ここで紹介する転職エージェントは、金融専門職に精通した担当者を抱え、適切なキャリア提案を行ってくれる。

  • JACリクルートメント

    運用会社・証券・保険の管理職や専門職で豊富な実績

  • マイナビ金融AGENT

    銀行・証券・保険出身のキャリアアドバイザーが在籍。実務視点の支援が魅力

  • ロバート・ウォルターズ

    AM・リスク・コンプライアンスなどグローバル職種に強い

  • リクルートエージェント

    公開・非公開ともに案件量が豊富。業界比較に最適な総合型

銀行・法人営業・バックオフィス向け転職エージェント

銀行業務や法人営業、経理・法務などのバックオフィス職は、金融の中でも「安定性」と「専門性」の両立が求められる分野だ。 キャリアチェンジを図る場合は、求人量と業界知識を兼ね備えた転職エージェントを選ぶことで、マッチ度の高い転職が実現しやすい。

  • リクルートエージェント

    銀行・証券の法人営業から経営企画まで幅広く対応

  • doda

    未経験から経験者まで支援。キャリアチェンジの柔軟性が高い

  • マイナビ金融AGENT

    地銀・証券・生保の実情に精通。書類添削・面接対策が丁寧

  • MS-Japan

    経理・財務・法務・内部監査など、管理部門特化で圧倒的な強さ

転職成功率を最大化する転職エージェント活用術4つ

金融業界のように専門性が高い分野では、担当者との情報共有の深さや、比較・準備の精度が内定率を大きく左右する。

ここでは、転職成功率を最大化するための4つの実践ポイントを紹介する。単に登録するだけで終わらせず、転職エージェントを戦略的なパートナーとして活用しよう。

①タイプの違う3社以上で「ポートフォリオ」を組む

転職エージェントを1社に絞るのは得策ではない。それぞれの転職エージェントには得意領域や独自の非公開求人があり、担当キャリアアドバイザーとの相性も異なる

鉄則は、タイプの異なる転職エージェントに2〜3社(最大4社)登録し、戦略的な「ポートフォリオ」を組むことだ。これにより、情報の偏りをなくし、機会損失のリスクを最小化できる。以下に、目的別のおすすめ組み合わせ例を紹介する。

タイプ 組み合わせ例 特徴・活用ポイント
ハイクラス志向型 JACリクルートメント(ハイクラス特化型)×リクルートダイレクトスカウト(スカウト型)×コトラ(専門特化型) 年収1,000万円超や経営層ポジションを狙う人に最適。ヘッドハンター・専門特化・総合の3軸で非公開求人を網羅できる
キャリアチェンジ型 doda(総合型)×リクルートエージェント(総合型)×マイナビ金融AGENT(特化型) 未経験や異業種からの転職におすすめ。総合型で幅広く探しつつ、金融専門転職エージェントでマッチング精度を高める
外資志向型 ロバート・ウォルターズ(外資特化)×エンワールド・ジャパン(外資特化)×JACリクルートメント(グローバル対応) 英語力を生かしたい人に最適。外資・日系グローバル企業双方の求人ルートを確保できる
安定志向・管理部門型 MS-Japan(管理部門特化)×リクルートエージェント(総合型)×マイナビ金融AGENT(特化型) 経理・財務・法務など専門職で安定したキャリアを築きたい人向け。管理職求人が多く長期視点で動ける

複数の転職エージェントから多角的なアドバイスを受けることで、自身のキャリアをより客観的に見つめ直すことができる。

②面談前に必須「キャリアの棚卸し」チェックリスト

初回面談は、転職活動全体の方向性を決める最重要ステップである。キャリアアドバイザーに自分の価値を正確に伝え、最適な提案を引き出すには、事前準備が欠かせない

以下のチェックリストをもとに「キャリアの棚卸し」を済ませておこう。

  • 職務経歴の整理

    在籍企業、期間、部署、役職、担当業務を明確にしておく

  • 実績の数値化

    営業目標達成率やプロジェクト成果など、定量的に説明できる実績を整理する

  • 強み・スキルの言語化

    専門知識(例:財務分析、リスク管理)とポータブルスキル(例:課題解決力、交渉力)を区別してまとめる

  • 転職理由の明確化

    現職への不満(Why)と転職で実現したいこと(What)を分離して考える

  • 希望条件の整理

    希望職種・業界・年収・勤務地など、優先順位と譲れない条件を明確化する

この準備ができていれば、面談の質が格段に上がり、キャリアアドバイザーとの信頼関係構築にもつながる。

③優秀な担当者を見極める「質問リスト」

担当キャリアアドバイザーの質は、転職結果を大きく左右する。特に金融業界は業種・職種の幅が広く、担当者がその構造を理解しているかどうかで、紹介される求人の質が大きく変わる

初回面談では受け身にならず、以下のような質問で力量を確かめよう。

  • 私と近い経歴の転職成功事例は?(職種・年収レンジ・決定要因)
  • 希望職種で評価される必須スキル・資格は?
  • 私の希望に近い非公開・独占求人の具体例は?
  • 〇〇銀行や〇〇証券の最近の採用方針や面接傾向は?
  • 書類・面接で伸ばすべき点と落とし穴は?

これらの質問に具体的な企業名やデータを交えて回答できるかどうかが、信頼できるキャリアアドバイザーを見極める判断材料となる。

④相性が悪い担当者は即変更|断り方の例文付き

どんなに実績豊富な転職エージェントでも、担当キャリアアドバイザーとの相性が合わないことはある。「コミュニケーションに違和感がある」「提案内容が的外れだ」と感じた場合は、ためらわず変更を申し出よう。

以下に、担当者変更依頼メールの例文を示す。

件名:担当キャリアアドバイザー変更のお願い(氏名:〇〇 〇〇)

株式会社〇〇 〇〇様

いつもお世話になっております。貴社の転職支援サービスに登録しております〇〇〇〇と申します。
大変恐縮ですが、一身上の都合により、担当キャリアアドバイザーの変更をご検討いただけますでしょうか。
〇〇様には丁寧にご対応いただいておりますこと、心より感謝申し上げます。
お忙しいところ恐れ入りますが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。

(署名)

早めの判断と行動が、貴重な時間を無駄にせず、転職成功を加速させる。

登録から内定まで│金融転職エージェント利用の流れ

転職エージェントを活用した転職活動は、基本的に「登録」から「内定」までの5ステップで進む。まずはその流れを押さえておこう。

  • STEP1:登録・情報入力

    公式サイトから氏名・経歴・希望条件などを登録。職務経歴はできる限り具体的に書くと、初回面談がスムーズになる

  • STEP2:キャリア面談

    担当キャリアアドバイザーと面談し、経歴の棚卸しとキャリアゴールの整理を行う。金融業界の市場動向や自分の市場価値を把握できる重要ステップ

  • STEP3:求人紹介・応募

    ヒアリング内容をもとに、希望条件に合う求人を紹介してもらう。応募はすべて転職エージェントを通じて行い、書類提出や日程調整も代行してもらえる

  • STEP4:選考対策・面接

    書類添削や面接対策を受けながら選考に臨む。金融系特有の質問(財務知識・コンプライアンス意識など)にも事前準備できる

  • STEP5:内定・入社

    内定後は、年収や待遇の交渉を転職エージェントが代行。退職・入社の手続きもサポートを受けながら進め、スムーズなキャリア移行を実現する

登録から内定までの流れを把握しておけば、各ステップでやるべきことが明確になり、スムーズな転職活動につながる。

金融業界向け転職エージェントに関するよくある質問(FAQ)

利用に費用はかかる?
利用者は一切費用を負担しない。転職エージェントは、採用が決定した企業から成功報酬を受け取るビジネスモデルである。そのため、登録から内定までのサービス(面談、求人紹介、書類添削、面接対策など)はすべて無料で受けられる。
相談だけでも利用可能?
相談だけでももちろん利用可能だ。転職の意思が固まっていなくても、情報収集やキャリア相談の目的で利用して問題ない。「金融業界の市場動向を知る」「将来的なキャリアの方向性を整理する」といった段階でも歓迎される。自分の市場価値を客観的に把握するための「キャリア相談の場」として活用しよう。
今の会社に転職活動がバレることはある?
原則としてバレることはない。 転職エージェントには職業安定法で定められた守秘義務があり、個人情報を第三者に漏らすことは禁止されている。応募先企業にも、本人の許可なく現職への照会や連絡を行うことはない。
金融業界が未経験でも金融業界特化の転職エージェントは利用できる?
金融業界が未経験でも、金融業界特化の転職エージェントは利用可能である。未経験者でも、これまでの経験やポテンシャルを評価する求人は多数存在する。ただし業界未経験の場合は、dodaやリクルートエージェントなど、未経験歓迎求人を多く保有する総合型転職エージェントの方がおすすめだ。
30代・40代でも金融業界に転職は可能?
30代・40代でも金融業界に転職できる。30代はプレイヤーとしての実行力に加え、チームを率いるマネジメント力を求められるポジションで評価されやすい。40代は長年培った専門知識や人脈を生かせる管理職・企画職・専門職としての需要が高い。銀行・証券・運用・Fintechなど、それぞれの業態に合った強みを理解してくれる転職エージェントを選ぶことが重要だ。