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リクルートエージェントはひどい?評判と口コミ・後悔しない使い方を徹底解説
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リクルートエージェントの評判を検索すると、「担当者(キャリアアドバイザー)がひどい」「闇」といった不穏な言葉が目に入る。「本当に対応が悪いのか」「求人の質が悪いのか」などと不安に感じ、登録をためらう人がいるかもしれない。

しかし、リクルートエージェントは厚生労働省の統計をもとにした自社集計(※)で、転職支援実績で国内No.1を誇る転職エージェントだ。利用者の多くは「求人数の多さ」「サポートの手厚さ」に満足しており、高い評価を得ているので、まずは安心してほしい。

※厚生労働省「人材サービス総合サイト」における有料職業紹介事業者のうち無期雇用および4ヶ月以上の有期雇用の合計人数(2023年度実績を自社集計)2024年5月時点

実際、PRESIDENT Growth アフィリエイト記事制作チームが独自に行った調査(n=50)でも、利用経験者の約80%が「満足した(5段階評価中★4以上)」と回答している。つまり一部で「ひどい」との声がある一方で、多くの人にとっては有益なサービスであることは間違いないだろう。

本記事では、リクルートエージェントの良い評判と悪い口コミを整理し、なぜ「ひどい」と言われることがあるのかを掘り下げる。さらに、効果的な活用法も紹介するので、リクルートエージェントの実像を理解し、転職の成功につなげてほしい。

目次

  1. リクルートエージェントとは?基本情報と評判のまとめ
  2. 【評判の真相】なぜ「ひどい」と言われる?リクルートエージェントの悪い評判・口コミ
  3. 高評価も多数!リクルートエージェントの利用者が満足した良い評判・口コミ
  4. 後悔しない!リクルートエージェント活用の5つのポイント
  5. 【他社比較】リクルートエージェントとdoda・マイナビAGENTとの違い
  6. リクルートエージェントに関するよくある質問(FAQ)

リクルートエージェントとは?基本情報と評判のまとめ

リクルートエージェントは、公開求人だけでなく非公開求人も多数保有する国内最大級の転職エージェントだ。キャリアアドバイザーが求職者一人ひとりに寄り添い、面談を通じて希望条件やキャリアプランを丁寧にヒアリングし、応募書類の添削や面接対策まで幅広く支援している。

本章では、リクルートエージェントの基本的なサービス内容と利用者の口コミをもとに、評判の実態を整理する。登録を検討している人は、まずここでサービスの全体像を押さえておこう。

リクルートエージェントの基本情報

リクルートエージェントは、株式会社リクルートが運営する国内最大級の転職エージェントである。2023年度には会員登録者数が130万人を超え、公開求人約61万件・非公開求人約30万件を保有しており、その規模は他社と比べても群を抜いている。

項目 概要
運営会社 株式会社リクルート
サービス開始 1977年11月(株式会社人材情報センターとして設立)
会員登録者数 約130万人以上(2023年度実績)
求人数 公開求人:約61万件
非公開求人:約30万件
(2025年8月28日時点)
提供形態 転職エージェント(人材紹介サービス)
公式サイト https://www.r-agent.com/
リクルートエージェントの特徴.png

リクルートエージェントでは、主に以下の3つのサービスをすべて無料で提供している。

  • キャリアアドバイザーによる転職相談

    各業界に精通したキャリアアドバイザーが、経歴や希望条件を丁寧にヒアリングし、キャリアプランを提案。

  • 求人紹介・応募代行

    面談内容に基づき、一般には公開されていない「非公開求人」を含む多数の求人の中から、最適なものを紹介。求人紹介から企業とのやり取り、日程調整までを代行。

  • 選考対策サポート

    職務経歴書の添削や模擬面接を通じて、応募企業に合わせたアドバイス。

このように、求人数の多さと充実した支援体制を兼ね備えているのがリクルートエージェントの特徴である。では、実際の利用者はどのように評価しているのか、口コミや評判の傾向を見ていこう。

リクルートエージェントの評判まとめ

今回集計した50件の口コミを分析すると、リクルートエージェントの評判は「求人数の多さ」「手厚いサポート」というポジティブな評価と、「担当者の質と連絡頻度への不満」というネガティブな評価に大別される傾向があった。

以下は、良い評判と悪い評判の代表例である。

良い評判(ポジティブな声)
  • 求人数が圧倒的に多く、他社では出会えない求人にも応募できた
  • 非公開求人の紹介で、自分一人では見つけられなかった選択肢が広がった
  • 書類の添削や面接練習が的確で、選考通過率が上がったと感じた
  • 初めての転職でも、自己PRや強みの言い回しまで丁寧にアドバイスしてもらえた
  • 面接前に励ましの連絡をくれるなど、最後まで寄り添ってサポートしてくれた
悪い評判(ネガティブな声)
  • 担当者によって対応の丁寧さや知識量に差がある
  • 担当キャリアアドバイザーの業界知識が浅く、会話がかみ合わない場面もあった
  • 希望条件とズレた求人が送られてくることがあった
  • 地方や特定業種では求人紹介の数が少なく、物足りなさを感じた

リクルートエージェントは、圧倒的な求人数や非公開求人の紹介、書類添削や面接対策といった手厚いサポートが高評価だ。

一方で、担当者によって対応や知識量に差があり、希望条件と合わない求人の紹介や地方・特定業種での求人不足が不満点として挙げられる。

総じて、求人の豊富さとサポート力に強みがあるが、担当者次第で満足度が左右される傾向がある。

リクルートエージェントが向いている人・向いていない人

リクルートエージェントの評判を整理すると、サービスの強みが生きる人と、逆に合わない可能性がある人が見えてくる。以下の特徴を確認し、自分に当てはまるかどうかをチェックしてほしい。

リクルートエージェントが向いている人
  • とにかく多くの求人から幅広く選びたい人
  • 初めての転職で、履歴書・職務経歴書の添削や面接対策を受けたい人
  • キャリアの方向性が定まっておらず、専門家に相談したい人
リクルートエージェントが向いていない人
  • 特定のニッチな業界や職種に絞って探したい人
  • 自分のペースで長期的にゆっくり転職活動を進めたい人

このように、幅広い求人と体系的なサポートを活用したい人には大きなメリットがある。一方で、専門性を求める場合やマイペースに転職活動を進めたい場合は、他の特化型エージェントや転職サイトを併用するのが賢明だろう。

【評判の真相】なぜ「ひどい」と言われる?リクルートエージェントの悪い評判・口コミ

リクルートエージェントが「ひどい」と言われる主な理由は、担当者の対応の質の差と求人提案のミスマッチにある。

国内最大規模のサービスゆえに、求職者一人ひとりへの対応にばらつきが生じやすい。また、数多くの求人を扱うがゆえに「希望条件と少しズレた案件が紹介される」「サポートが事務的に感じられる」といった不満が出やすいことが要因だろう。

本章では、実際の口コミをもとに、利用者がどのような場面で不満を抱きやすいのかを紹介する。

担当者の対応に当たり外れがある

リクルートエージェントに関する悪い評判で最も多いのが「担当者の対応」に関するものだ。親身で丁寧なサポートをするキャリアアドバイザーも多い一方で、「知識不足」「強引に応募をすすめられた」といった声もある

業界最大手で多数のキャリアアドバイザーが在籍している分、どうしても質や相性にばらつきが出やすいのが実情である。実際には、次のような声もある。

口コミ

女性20代

3

転職前:金融業界、経営・管理職

転職後:IT・通信業界、その他

担当のエージェントの善し悪しにかなりの差があるように感じました。実際に私は2人のエージェントと話をしましたが、片方はこちらの希望条件は加味せずゴリ押すように紹介するタイプでした。そういう仕事ですし仕方ないとも思うのですが数字をあげたいのだろうなという印象が強かったです。

上記のように「営業色が強い」と感じたり、「担当者とそりが合わない」と感じたりする場合はリクルートエージェントへ連絡しよう。

対策

担当者の変更を公式サイトの「お問い合わせフォーム」から依頼する

希望とズレた求人を紹介されることがある

「希望条件を伝えたはずなのに、やや的外れな求人が送られてくる」という声も一定数ある。これは、AIによる自動提案や、キャリアアドバイザーが利用者の可能性を広げようとして幅を持たせた紹介をすることが背景にある。好意的な意図が裏目に出て、ミスマッチに感じるケースだ。

口コミ

女性24歳

2

転職前:その他業界、その他

転職後:サービス(飲食・観光・美容など)業界、サービス業(販売・接客・美容など)

リクルートエージェントを利用してみましたが、思っていたより満足感は得られませんでした。担当の方は丁寧ではあったものの、希望と少しズレた求人を紹介されることが多く、自分に合っているのか不安になる場面もありました。サポート体制に期待していた分、もう少し寄り添った対応があればよかったなと感じました。

このような希望条件のずれを防ぐには、以下の対策が有効だ。

対策

● 最初の面談で希望条件の優先順位を細かく伝える
● 「譲れない条件」と「妥協できる条件」を分けておく

サポートが事務的で期待外れに感じることも

手厚い支援を期待していたのに、思ったより提案が少なかったり、対応が淡々としていると感じるケースもある。

これは、リクルートエージェントは成果報酬型のビジネスモデルを採用しているため、どうしても“転職が決まりやすい人”を優先してサポートする傾向がある。その結果、一部の利用者にはサポートが物足りなく感じられる場合がある。

口コミ

男性29歳

3

転職前:商社業界、物流・購買・貿易

転職後:商社業界、物流・購買・貿易

他の転職エージェントサービスを利用したことがないので比較はできませんが、面接の日程などの調整はきちんと対応してもらえました。ただ、求人の提案はほとんどなく、全体的に事務的なやり取りが多く、自分だけで転職活動しているのとあまり変わらないように感じました。

このように「手厚さ」を期待すると物足りなさを感じる場合もある。もしサポートに不安があるときは、リクルートエージェント以外の転職エージェントの利用も検討しよう。

対策

他社エージェントを併用して比較しながら進める

高評価も多数!リクルートエージェントの利用者が満足した良い評判・口コミ

悪い口コミがある一方で、多くの利用者はリクルートエージェントのサービスに満足しており、実際に転職の成功につなげている。その理由として挙げられるのは、業界最大手ならではの求人数の豊富さや非公開求人の多さ、徹底した書類・面接対策、そして親身な担当者の存在である。

ここでは、口コミから見えてきた「リクルートエージェントを利用して良かった」と感じる代表的なポイントを紹介する。

公開・非公開求人が豊富で、幅広い選択肢から探せる

リクルートエージェントの良い口コミで多いのが「公開・非公開を合わせた膨大な求人があること」だ。特に非公開求人には一般には出回らない優良案件が含まれている。利用者からは「自分では見つけられなかった企業に出合えた」という声が目立つ。

公開求人で全体の傾向を把握しつつ、非公開求人で思わぬキャリアの選択肢を得られる点は、業界最大手ならではの強みといえる。

口コミ

男性28歳

5

転職前:コンサルティング業界、マーケティング・PR

転職後:不動産・建設業界、マーケティング・PR

希望条件に合う求人を多数紹介してくれただけでなく、面接対策や書類添削も丁寧で、安心して転職活動を進められました。自分では見つけられなかったような企業とも出会え、視野が広がった点も良かったです。結果として納得のいく転職ができ、大変満足しています。

このように公開・非公開求人を組み合わせて活用することで、転職の幅が広がり、自分の希望にマッチする企業と出合える可能性が高まる。

書類添削・面接対策が充実で安心

「応募書類の添削や面接対策が充実している」という声も多い。職務経歴書や自己PRの表現など、自分一人では気づきにくい改善点を担当のキャリアアドバイザーに指摘してもらえる点が安心につながっている

また、模擬面接では実際に聞かれやすい質問を想定して練習できるため、「本番で落ち着いてのぞめた」との口コミも目立つ。こうしたサポートが結果的に選考通過率の向上に結びついている。

口コミ

男性30歳

5

転職前:教育・公務業界、企画・事業開発

転職後:医療・福祉業界、営業

転職に必要なサービスは一通りそろっており、安心して利用できます。中でも、模擬面接や書類添削などのサポートが特に充実していて、これらは一人では対応が難しい部分だったので、非常にありがたく感じました。

客観的なアドバイスを受けながら準備を進められることで、自分の強みを効果的に伝えられ、納得のいく転職活動につながりやすい。

親身な伴走で精神的にも安心して転職活動できる

「担当者が親身に寄り添ってくれるので心強い」という声も多く上がった。求人紹介や面接対策といった実務的な支援だけでなく、精神面でのサポートを重視するキャリアアドバイザーも多く、「励ましの言葉に支えられた」「独りじゃないと感じられた」という声が寄せられている。

特に初めての転職や不安を抱えやすい人にとって、大きな安心材料となっているようだ。

口コミ

女性25歳

5

転職前:医療・福祉業界、医療・福祉(医師・看護師・薬剤師など)

転職後:IT・通信業界、エンジニア(IT・Web・ソフトウェア)

こちらの早期就職の希望を伝えると、親身になってマンツーマンでサポートしていただいた。履歴書の添削や、面接対策も入念に行なっていただき、面接のある日は必ず励ましのメッセージを送ってくださっていたから。独りじゃないんだという気持ちで臨むことができた。

エージェントのサポートに心強さを感じながら転職活動を進められるのは、利用者がリクルートエージェントを高く評価する大きな理由のひとつである。

日程調整や辞退連絡も代行してくれる

「面接日程の調整や内定辞退の連絡を代行してくれる」点も高評価だ。在職中の転職活動では複数社とのやり取りが大きな負担となり、特に辞退の連絡は心理的にもストレスになりやすい。そうした煩雑な作業を代行してもらえる点は、日々の業務に追われる社会人にとって大きな助けとなっている

口コミ

女性24歳

5

転職前:エネルギー・インフラ業界、エンジニア(IT・Web・ソフトウェア)

転職後:IT・通信業界、エンジニア(IT・Web・ソフトウェア)

最初から最後までつきっきりで転職活動を手伝ってくれるため満足度が高かった。 内定辞退の連絡や面接キャンセルなどの連絡もすべて請け負ってくれたのがよかった。 担当エージェントの方が面談の機会を多く用意してくれたため、面接のフィードバックや現時点でどの企業に興味があるかなどを共有することもできた。

このように、日程調整や辞退連絡を任せられることで、利用者は企業研究や面接準備に集中できる。特に忙しい人にとって、この代行サービスは転職をスムーズに進める大きな後押しとなっている。

後悔しない!リクルートエージェント活用の5つのポイント

前述の通り、リクルートエージェントには「担当者の対応に差がある」「希望と違う求人を紹介される」といった悪い口コミもある。しかし、これはサービスの使い方や担当者への接し方を工夫することで、多くの場合は解消できる問題である

ここでは、実際の口コミから見えてきた課題を踏まえつつ、リクルートエージェントを上手に使いこなすための5つのポイントを紹介する。これらを意識することで、トラブルを避けながらサービスの強みを最大限に引き出し、納得感のある転職活動につなげられるだろう。

良い担当者の見極め方と付き合い方

リクルートエージェントに限らず、転職エージェントサービスは担当者との関係性次第でサポートの質や転職活動の成果が大きく変わる。だからこそ、初回面談で「この人は信頼できるパートナーか?」を見極めることが欠かせない

そこで、以下のチェックリストを参考にして、担当者の見極めに役立ててほしい。

チェックリスト
  • 初回面談で一方的に話さず、こちらの話を深掘りしてくれるか
  • 業界や職種について、ネット検索以上の知識を持っているか
  • 求人を提案する際に「なぜ自分におすすめなのか」を具体的に説明できるか
  • 応募を急かさず、こちらのペースを尊重してくれるか

リクルートエージェントのキャリアアドバイザーも人間である。「この人を応援したい」と思ってもらうことで、より手厚いサポートを引き出せる。良好な関係を築くために、次の点を意識して行動しよう。

やるべきこと(◎) やってはいけないこと(×)
レスポンスは可能な限り早く返す 連絡を放置する
経歴や退職理由は正直に話す 経歴を偽ったり、話を盛ったりする
紹介された求人へのフィードバックは具体的に伝える 「興味ありません」だけで終わらせる
感謝の気持ちを言葉で伝える サポートを当たり前だと思っている態度

良い担当者を見極め、信頼関係を築ければ、リクルートエージェントの持つ豊富な求人情報やノウハウを最大限に活かせる。最終的には、選考通過率の向上や希望条件に合った企業との出会いなど、転職成功に直結する成果へつながるだろう。

担当者に不満を感じたときの変更方法

リクルートエージェントの口コミにおいて目立つのは「担当者との相性」に対する不満だ。しかし、不満を抱えたまま我慢して利用し続ける必要はない。担当変更は利用者の正当な権利であり、実際に多くの人が行っている手続きだ

変更の依頼方法は2通りある。一つは、担当キャリアアドバイザーに直接伝える方法。もう一つは、公式サイトの「お問い合わせフォーム」から依頼する方法である。特に後者は角を立てずに変更できるため、多くの利用者が選んでいる。

依頼時に大切なのは「感情的にならず、丁寧に理由を伝えること」だ。理由は「方向性の違い」や「希望業界に詳しい担当者を求めたい」など、正直に簡潔に伝えれば十分だ。以下のような例文を参考にするとよい。

【例文】

件名:担当キャリアアドバイザー変更のご相談(氏名:〇〇 〇〇)
リクルートエージェント ご担当者様

いつもお世話になっております。貴社の転職支援サービスを利用させていただいております、〇〇 〇〇です。

現在、△△様にキャリアアドバイザーとして担当していただいております。これまでご支援いただき、大変感謝しております。

ただ、今後のキャリアを考えるにあたり、希望業界により詳しいご担当者様からアドバイスをいただければと考えております。つきましては、担当者の変更をご検討いただけますでしょうか。

お手数をおかけいたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

希望通りの求人を引き出すためのコツ

口コミの中には、「希望と違う求人ばかり紹介された」という不満も多いが、これは「希望の伝え方」に原因がある可能性もある。キャリアアドバイザーに正しく情報を共有すれば、紹介される求人の質もぐっと上がる

希望通りの求人を引き出すために意識したい3つのポイントは以下の通りだ。

意識したい3つのポイント
  • キャリアの棚卸しを共有する)

    これまでの経験・実績、得意分野や苦手分野を正直に伝えることが大切だ。キャリアアドバイザーはその情報をもとに市場価値を判断し、適切な求人を提案できる。

  • 希望条件に優先順位をつける)

    「給与」「勤務地」「仕事内容」など、希望条件をただ並べるだけでは伝わりにくい。譲れない条件(Must)と、できれば満たしたい条件(Want)に分け、優先順位を明確にして伝えることで、ミスマッチを防ぎやすくなる。

  • NG条件をはっきり伝える)

    「営業職は希望しない」「転勤は難しい」など、紹介してほしくない条件をあらかじめ伝えておくことも重要だ。これにより無駄な紹介が減り、効率よく希望に沿った求人に集中できる。

こうした工夫をすることで、リクルートエージェントから受けられる求人提案の質は格段に高まる。受け身で任せるのではなく、主体的に条件を伝える姿勢が、納得できる転職先に出合う近道となる。

書類添削・面接対策を最大限活用する方法

リクルートエージェント最大の強みは、長年の実績から蓄積された膨大な「選考データ」である。この情報を活用すれば、応募書類の完成度や面接突破率を大きく高められる。ただ受け身で添削や模擬面接を受けるのではなく、自ら主体的に質問することが重要だ。例えば以下のような質問を投げかけるとよいだろう。

効果的な質問例
  • 書類選考で落ちやすい共通点は何か? この企業は職務経歴書のどのポイントを重視するのか?
  • 面接でよく聞かれる質問や評価される回答パターンはあるか?
  • 同業他社と比べた場合、この企業の選考で特に注意すべき点は何か?

ネット検索や個人の準備では得られない「生の選考ノウハウ」を主体的に引き出すことで、リクルートエージェントのサポートを最大限に活用し、内定獲得へとつなげられる。

利用中の注意点と円満に退会する方法

リクルートエージェントを利用する中で、連絡のタイミングや進め方など、細かな行き違いがストレスになるケースもある。こうした問題は、事前に希望を具体的に伝えておくことで防ぎやすい。特に、利用中に押さえておきたいコミュニケーションの注意点は以下の通りだ。

利用中の注意点
  • 連絡の頻度や手段は「平日19時以降は電話、その他はメール希望」など具体的に指定しておく
  • 希望条件やNG条件は「転勤不可」「営業職は希望しない」と明確に言語化して伝える

さらに、転職が決まったり、利用を終えたいと感じたときは退会手続きを行う。手続きは公式サイトの「転職支援サービス退会フォーム」から申請すれば完了するが、個人情報の削除を希望する場合は、担当者や問い合わせフォームから追加で依頼する必要がある。

このように、利用中は小さなトラブルを防ぐ工夫を行い、最後はプライバシーに配慮した退会を済ませることで、安心してサービスを終えることができる。

【他社比較】リクルートエージェントとdoda・マイナビAGENTとの違い

転職エージェントはそれぞれに特徴があり、得意とする年齢層やサポートの質、求人数も異なる。リクルートエージェントが合う人もいれば、dodaやマイナビAGENTの方が適しているケースもある。ここでは大手3社を比較し、それぞれの特徴を整理する。

リクルートエージェント doda(デューダ) マイナビAGENT
年齢層 幅広い年齢層 20代~30代中心 20代~30代中心
主要サポート内容 キャリア面談
書類添削
面接対策
スカウト
キャリア面談
書類添削
面接対策
スカウト
キャリア面談
書類添削
面接対策
スカウト
求人数 公開求人:約61万件
非公開求人:約30万件
公開求人:約25万件 公開求人:約8.6万件
対応エリア 全国・海外 全国・海外 全国
詳細
※2025年8月28日時点

比較表を見ても分かる通り、エージェントごとに対象年齢やサポートの強みが異なる。この違いを理解したうえで、自分のキャリアや目的に合ったサービスを選ぶことが重要だ。

「どのエージェントを選ぶべきか迷う…」という場合は、1社に絞る必要はない。複数のエージェントを併用すれば、求人の選択肢が広がり、担当者との相性も比較しやすくなる。次では、併用のメリットを具体的に解説する。

複数のエージェントを併用するメリット

1社に頼るのではなく、複数のエージェントを登録・併用することのメリットは大きい。なぜなら、各エージェントが持つ非公開求人や得意領域に違いがあり、さらに担当者との相性も比較できるためだ。自分に合ったサポート体制を見極めるうえでも、複数利用は有効である。

そこで、目的別に効果的な併用パターンを以下にまとめた。

効果的な併用パターン
  • ハイクラスや管理職

    JACリクルートメントやビズリーチを併用すれば、高年収求人や管理職案件に強くなる

  • 専門職(IT・医療など)

    レバテックやマイナビ看護師を追加すれば、業界特化の求人にアクセスしやすい

  • 未経験職種に挑戦

    ハタラクティブのようなサポート特化型を加えると書類通過率や面接対策が手厚い

  • 女性のキャリア

    女性向け特化エージェントを併用すると、育休制度や働きやすい環境が整った求人を見つけやすい

転職成功率を上げたいなら、まずはリクルートエージェントに登録し、そこを軸に目的に応じた1〜2社を併用するのが賢い方法だ。複数を比べることで、自分に本当に合うキャリアの道が見えてくるだろう。

リクルートエージェントに関するよくある質問(FAQ)

ブラック企業の求人ばかりって本当?
ブラック企業ばかりということはない。リクルートエージェントは国内最大級の求人数を扱っており、幅広い企業が掲載されている。ただし、求人数が膨大である以上、労働環境が厳しい企業が含まれる可能性は否定できない。安心して転職活動を進めるためには、企業口コミサイトや有価証券報告書など、第三者の情報源も活用して事前にチェックしておくことが重要だ。
登録するだけで使わなくても大丈夫?
登録だけでも問題はない。「良い求人があれば利用したい」といった情報収集目的の登録も可能である。ただし、リクルートエージェントのサポート期間は原則3ヶ月が目安とされており、転職意欲が低いと判断されるとサポートの優先度が下がる可能性がある。安心して利用するためには、最初に「現在は情報収集中である」と伝えておくのが望ましい。なお、この3ヶ月という期間はあくまで目安であり、利用者の状況や求人の動向によって柔軟に対応してもらえるケースもある。
何歳まで利用できる? 20代や40代でも大丈夫?
リクルートエージェントに年齢制限はない。実際に、20代の第二新卒や30代のキャリアアップ転職、さらには40代以上のミドル・ハイクラスまで幅広い層を支援してきた実績がある。転職市場では、これまでの経験やスキル、ポジションとの適合性が重視されるため、年齢に関係なく利用できる。
地方の求人は少ない?
地方だからといって求人が少ないわけではない。リクルートエージェントは全国に拠点を展開しており、地域に根差した求人も数多く扱っている。実際にUターン・Iターン転職の支援実績も豊富で、首都圏以外での転職を希望する人でも安心して利用できる。
リクナビNEXTとの違いは?
リクナビNEXTは、自分で求人を検索して応募する「転職サイト」である。一方、リクルートエージェントはキャリアアドバイザーが求人紹介や面接対策までサポートする「転職エージェント」だ。両者は連携しており、リクルートエージェントに登録すればリクナビNEXTの求人検索機能も一部あわせて利用できる。