あくでも“壁打ちの相手”である
まず、もっとも多かったのが、「英作文の添削」に使っていたという声です。
「英作文を毎日書き、ChatGPTに採点してもらっていた」
「ChatGPTで自由英作文や和文英訳の添削」
「直前期に毎日英作文を書いて、ChatGPTに添削してもらった」
(実際の回答から一部抜粋・編集)
興味深いのは、どの受験生も「まずは自分で書いてみる」ことを前提にしていた点です。AIはあくまで“壁打ちの相手”。出力された添削内容が正しいかどうか、自分で考えながら取り入れる。そうした主体的な学習姿勢が共通していました。
特に英作文のように、「書いたはいいが、これで正しいのか分からない」「すぐに誰かに見てもらえない」といった不安を抱えやすい科目において、ChatGPTは“その場でフィードバックがもらえるツール”として重宝されていたようです。
実際に、2024年度の東京大学入試で実際に出題された英訳問題をもとに和文英訳の問題の答案添削をChatGPTに頼んでみました。
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すると、丁寧に誤りを指摘したうえで、どう書けばよいのかという正解まで示してくれます。さらに、別の表現や文体の違いによる書き分けといった発展的な提案も可能で、詳しい解説までつけてくれるのです。何より、こうしたフィードバックを一瞬で行えるのが、生成AIを活用する大きなメリットなのです。





