誤情報は事実の6倍の早さで広まる
同じ総務省のサイトによると、85%の人はニセ・誤情報に気づかず、17%の人が拡散をするため、真実・事実の情報に比べて6倍のスピードで広まるそうです。
そのほかにもインターネット上の正しくない情報がどうしてできてしまうのか、そしてそれがどうやって繰り返し目の前に現れてくるのか、それによってどのようなことが起こるのかがイラスト入りでわかりやすく書いてあるので、このサイトを読むことをお勧めします。
それでも、子育て情報は、ひときわ正誤の判断が難しいのが特徴です。なぜなら子育てには正解がないから、子どもを思うあまり迷ってしまいがちだからです。育児に正解がないのは、時代や地域によって正しいとされることが変わるからでしょう。明らかにお金を取る方向に誘導されたり、特定の商品やサービスが勧められていたりしたらあやしいと感じるでしょうが、そういったことがなく、「むしろ良さそうだけれどどうなんだろう」と思ったら、次の4点に注意してみてください。
①取材・監修・根拠なしの記事は除外
子育てサイトのなかには、いい加減な情報を載せているところも多々あります。例えば、「母乳にはお母さんの食べたものがダイレクトに出るから、和食の粗食にするべき」などという記事があります。よく読んでみると、専門家に取材もしておらず、監修も依頼していなくて、根拠を示してもいない主観だけの記事だったりします。
こうした記事の多くは、ネット上の情報や画像をまとめただけのものがほとんどです。それでも、記事内容が、「子育て体験記」や「お出かけスポット」などのことなら、権利侵害をしていなければ、まだいいかもしれません。でも、健康に関わる記事は、もっと慎重に書かれるべきです。うっかり「予防接種は受けず、感染症になった子から早めにうつしてもらおう」というような記事が出た結果、どこかの子が合併症に苦しんだり、後遺症が残ったりしたら誰が責任を持つのでしょうか。
ですから、ネットの情報や画像を拾ってきてまとめただけの記事を信用してはいけません。記事を書いた人の署名があって、所属や経歴がきちんとあることは大前提。ライターさん自身が専門家であるか、または専門家に取材や監修の依頼をしていれば一考の価値ありです。が、それでも安心できません。ハーブティーの会社と共同開発をする助産師が、COI(利益相反)の開示をすることなく母乳に関する記事でハーブティーを勧めているなどの例があるためです。


