職人タイプ
「コツコツ努力」が大得意! メリハリがつけば効率UP
●基本的なキャラクター
根気強くて冷静沈着。物事を丁寧に、着実に進める子が多い。ある程度の枠組みやルールが決められた環境や、前もってしっかりと準備できるような場面で、実力を発揮しやすい。
それに対して、自由度の高すぎる環境は、自分で決めなくては……というプレッシャーを感じて辛くなりやすい(絵画の授業でいえば、あるものをそのまま描く「写生」は楽しめるが「自由に描いてみて」は苦痛になりやすい)。
ただ今後は枠組みがないなかで活躍していくことが求められていく時代なので(このタイプが得意とする下調べ、下準備などを担う職業がAIに置き換わってきている現状がある)、批判的に物事を見てリスクや抜け漏れに気づくのが得意な面を活かして、「批判的思考力」「課題解決力」を鍛えていくのがおすすめ。そうすれば、AIツールを使いこなしながら、データの分析・解析、そして評価していくようなポジションなどで活躍する素質がある。
●おすすめの勉強法
「サボる」という概念がなく、自分でコツコツ進められるので、自習・独学も向いている。
ただ本人に任せると「重みづけ」や「メリハリ」が苦手な一面から、得意分野も苦手分野もテキスト順に進めて網羅しようとするなど、効率の悪い勉強法をとりがちなので、「苦手分野」を重点的にやるようアドバイスを。
集中力がつづく分、長時間ぶっ通しでやりがち。脳は疲れるので、時間を決めて休憩するように促して。
テキストは問題も解説もボリュームが多いものに安心を感じる。絵は「無駄な情報」に感じてしまうので不要。
また「順を追って」理解したり、考えたりする性質を持つので“すっ飛ばして”“途中から”の話や指示には混乱しやすい。まどろっこしいなと感じても、急かさず焦らず、順を追って丁寧に話して、聞く姿勢が大切。
●おすすめの習い事
プログラミング、レゴスクール、将棋、オセロ、バレエ
モノづくりは、指示通り組み立てるタイプの教室がおすすめ。
じっくり考えたり、コツコツと技術を磨いたりしていくものが上達しやすい。
※本稿は、『プレジデントFamily2025春号』の一部を再編集したものです。



