戦術家タイプ

活発に学んで人に説明も 構いすぎず「行動」でサポート

カブトムシを持った男の子
●基本的なキャラクター

知的で行動的。勉強ができる子が多く、興味を持った分野は、細部まで突き詰めようとする緻密な性格。最終的に、なにか専門性を持って究める人が多い。

好きな分野をより究める際に、特に積極性、行動力を発揮。新しい場所にもフットワーク軽く出かけて楽しむ(机にじっと座っていることを好むタイプではない)。

小さい頃は、知っていることについて、親に「あのね、それってね~」と説明するような姿が見られ「小さな先生」「小さな博士」のような印象。

理解できない世界、全く知らない世界に関することには、意外と慎重な一面が出る。はじめてのことは、事前に十分に説明し、理解したなと思うまで取り組ませてから「あとはやってみて」という流れがグッド。ハマれば、後日、親も驚くほどに知識が深まっていることも。

お母さんから戦術家タイプの息子へのコミュニケーションでよくあるのが、心配だから「サポートしてあげよう」「伴走してあげよう」と、もう自走しているのに必要以上に構うこと。親が善かれと思っての言動でも、うっとうしく感じてしまい、やる気をなくしたり、反発につながったりすることも。

周りがいろいろ言わないほうが、のびのびと個性、実力を発揮していくため、親は聞かれたときだけ答える、知りたがっているときに環境を整えてやるとよい(博物館に連れていく、本を買い与える、塾に入れてやるなど)。子供が求めたときに「行動」でサポートする姿勢で。

●おすすめの勉強法

自分の部屋や個別ブースなど、視界や音が遮断される環境だと、より集中できる。ついたてなど仕切りがあるだけでも○。

計画もしっかり立てられるタイプだが「活発さ」を備えているため、長時間座っているとウズウズしてくる。散歩をする、ストレッチをするなど体を動かすリフレッシュが効果的。トイレに席を立つだけでもOK。

もしくは息抜きがなくても「教科を変えれば集中できる」という子も、このタイプには多い。

気分が乗らないときもあるため、勉強の「予備時間」や「予備日」もあると安心。

●おすすめの習い事

体操、武道、陸上、テニス、ピアノ

始めたら「究めたい」と思うので、相手に合わせるといった気遣いが不要なひとりスポーツのほうが、個性、実力を発揮して成果を出しやすい。

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