河野流勉強法2
「家」では一切勉強しない! 「締め切り効果」で集中力アップ
勉強は塾や自習室、図書館などで行い、自宅では単語帳すら開くことはありませんでした。
家に帰ってからは、ごはんを食べ、お風呂に入り、家族とおしゃべりをして寝る。家での行動はすべてルーティン化し、勉強のことは一切考えない時間としていたのです。
家では、やろうと思えばだらだらといつまでも勉強を続けることができてしまいます。ですが、自習室などではそうはいきません。それがいいのです。時間が限られていると、「帰る時間までに終わらせなければ!」と思うため、自然と集中力が高まります。
家ではリラックスし、塾や図書館では計画に沿って着実にその日やるべき課題をこなしていました。その一方で、学校では部活や生徒会の活動に全力投球。
メリハリをつけたかったというとかっこいいですが、私の場合は、「家では絶対に勉強をしたくなかった」というのが動機(笑)。それでもこの習慣のおかげで、学習効率が上がるとともに、頭のなかが受験一色にならずにすみました。メンタルを保つうえでもよかったかな、と思っています。
河野流勉強法3
「英語」は毎日コツコツ! 言語として使える学習を
英語と数学は点数配分が大きく、医学部合格に不可欠な科目です。とくに英語は、ブレが少なく、努力が点数に結びつきます。実力が反映されるため、安定的に高得点を取れるようにしておくことが重要です。
私が英語の学習で大切にしていたのは、“言語として捉える”ことです。昨今の入試問題では、会話形式で出題されるなど、コミュニケーションの手段として使える力が試される問題が増えています。
使える言葉をモノにするためには、まずは聞くこと、読むこと。そして、毎日欠かさずに触れ続けることが重要だと思います。
高校2年生のころは、英語は毎日1時間を必須タスクにし、必ずリスニングかリーディングのどちらかはやるようにしていました。
また、英単語の学習には、『鉄緑会 東大英単語熟語 鉄壁』が役立ちました。
一般的な単語帳は、アルファベット順や試験に出る順などが多いと思いますが、この本はたとえば、「制約、強制、禁止」などとカテゴリー別になっているのが特徴。同じ部類の関連する言葉を脳内で結びつけて覚えやすいのです。
また、ところどころに、単語のニュアンスがイメージできるイラストが入っているのも最高です。おかげで、長文読解をする際にも、言葉のイメージから物語を組み立てるような読み方ができるようになりました。めちゃくちゃおすすめです!



