PRESIDENT WOMAN編集部では、2020年より、ファッションブランドと一緒にコラボ商品を開発する「理想のお仕事シリーズ」をスタートしています。第一弾のトフアンドロードストーンのコラボバッグ「Awesome(オーサム)」は、本革でパソコンが入り、軽いところが支持されて、弊社サイトで初回ロットは20時間で完売、即増産後、2週間で1000万円を超える売り上げを記録。その後、受注生産版も含めて合計420個程度売れ、市販ではさらに売れ続けています。
このコラボバッグは、マーケティング会社・ハーストーリィ主催の「女性のあした大賞」2020年で優秀賞を受賞。授賞理由の一つは、約600個あった候補商品の中で、「キャリア女性」や「女性管理職」に向けた商品がこれ一つしかなかったというものでした。
日々キャリア女性向けのコンテンツを作っている編集部からすると驚きでしたが、女性管理職比率が低い日本企業では女性向けの商品でも、まだまだ男性管理職が決定権を握っていることが多く、特にキャリア女性向けとなると、マーケットそのものが存在することに気が付かないことも多い。実際、商品開発をお手伝いした経験から言っても、「女性とはこういうものだ」というアンコンシャスバイアスや、過去の数字のみによる判断によって、実際の市場ニーズとずれてしまうことも多々あるのです。
その後も、皇室御用達のブランドNAGATANIとコラボしたパソコンが入る本革リュック、ポール・スチュアートとコラボしたダウンコートとスーツなど初回ロットはすべて完売となっています。2023年2月現在、リュックとスーツ、そして1月に販売スタートしたソージュの「ライトコート」を弊誌ECサイト「PRESIDENT WOMAN STORE」で販売中です。
コラボ商品の開発ストーリーについては、下記、編集長木下の書籍『図解!ダイバーシティの教科書』第1章に詳しく書いてあります。
弊社オンライン会員20万人(※)のデータによると、稼ぐキャリア女性たちの可処分所得は男性より多めです。日本ではまだまだ男性が家計責任を背負いながら、家計は妻に一任する傾向があり、たとえ専業主婦であっても大きな買い物の決定権は妻が握っていることが多い傾向でしたが、現代の稼ぐ妻となるとなおさらです。数万円のバッグやコートも、自分で稼いでいる女性であれば、既婚・未婚問わず自分の意思だけで、気軽に購入できてしまうのです。
※PRESIDENT WOMANおよびPRESIDENT WOMAN Onlineの女性会員の合計数
(出典)『PRESIDENT WOMAN』2022年春号「男女リーダー1200人『意識比較』大調査」より
PRESIDENT WOMANおよびPRESIDENT Online会員に調査 N=男性1167人(管理職924人、一般社員243人)、女性497人(管理職335人、一般社員162人)
いま、日本は国を挙げて女性活躍を進めており、諸外国に比べても遅れている分、キャリア女性やエグゼクティブ女性の数は少子化の時代でも大きな伸びしろがあります。PRESIDENT WOMAN編集部では、女性が働きやすく生きやすい社会を創るためにも、働く女性たち、特に可処分所得の多いキャリア女性市場に向けての商品開発を全面的にお手伝いすることにいたしました。
これまで手掛けてきたようなコラボ商品開発だけでなく、20万人の読者データベースを定性・定量両方で活用して、女性目線の商品のマーケティングやコンサルティング、メディア作成などのお手伝いを多面的にさせていただきます。これまで商品開発のグループインタビューやアンケートに積極的に参加していただいた、コア読者の500名のコミュニティ、PRESIDENT WOMAN Salonに加え、2023年春には、役職者・管理職女性のコミュニティ、PRESIDENT WOMAN Leader’s Salonも発足し、「こんな商品があったら購入したい」「この商品やサービスのここを改善したい」といった声を社会や企業に強く発信していく予定です。
400着完売!ポール・スチュアートのコートの市場調査およびプロモーション
【定量調査】
【定性調査】
日本で唯一の「働く女性向けビジネス教養メディア」による、リアルな女性目線の商品開発にご興味ある企業の皆さまは、ぜひ、お気軽にご連絡ください。