ドライバーの飛距離を、さらに20ヤード伸ばしたい!不可能にも思える願望だが、実はさほど難しい挑戦ではない。スウィングとギアで10ヤードずつアップさせればいいだけだ。そのプラス10ヤードを実現させるためのポイントを教えてもらおう。
スウィングでプラス10ヤード
まずスウィングでプラス10ヤードを実現させるには、主に3つの大切なポイントがあります。ヘッドスピードを上げること。ミート率を向上させること。弾道を、落下してからランが出るドロー系に変えることです。
最初のヘッドスピードを上げる方法ですが、トレーニングをしないでクラブを速く振るには、クラブを速く動かせる土台をつくることです。それは脱力=体から余分な力を抜くこと。特にグリップ、両腕、両肩など、上半身の筋肉や関節を柔らかく保つのです。
飛ばそうと思うと、ほとんどの人が力を入れて振ろうとします。実はこれが逆効果。力を入れるほど体が硬くなり、クラブの一番先にあるヘッドをスムーズに動かせなくなるのです。力とヘッドの加速は反比例するのです。
ですから、まずアドレスで脱力し、体をリラックスさせること。グリップはクラブが持てるだけの強さで十分です。そして脱力状態のままスウィングをスタートさせると、ヘッドの重さが感じられます。これがとても大切で、その重さをトップやダウンスウィングでも感じられれば、ヘッドスピードは驚くほど上げられるのです。
このコツを覚えるには、両手に軍手をはめて練習するといいでしょう。アマチュアは特に右手、右腕に力が入る傾向にありますが、軍手をはめると力を入れて握りにくくなり、手や腕、肩まで余分な力が抜けるからです。