言うまでもなく、体のコンディションの良し悪しはビジネスのパフォーマンスを大きく左右する。仕事で要職に就くビジネスパーソンにとって、ボディメンテナンスはもはやマストのルーティンだと言っていい。この秋登場したパナソニックの「スリムプロ」は自宅で行える別格マッサージの決定版とも言うべき家電。毎日のボディメンテナンスで仕事のパフォーマンスもきっと変わる。

高機能マッサージチェアという新しいチョイス

ボディケアの基本はバランスの良い食事や質の高い睡眠ではあるが、加えて、体の緊張やコリをほぐすために整体やマッサージに定期的に通う人も少なくないだろう。しかしながら、多忙なビジネスパーソンにとってはその時間を捻出することが困難な場合も多い。とりわけ在宅勤務が増えた昨今は、マッサージのためにわざわざ外出するのは手間でもある。自宅でデイリーにボディメンテナンスが行えれば、時間を有意義に使うことができ、日々の仕事のパフォーマンスの向上にもつながるはずだ。

そんなニーズに応えるような製品が、パナソニックからこの秋登場したマッサージチェア「スリムプロ(EP-MA61)」である。ポイントは「自宅で」「手軽に」「プロの手技を追求した」別格のマッサージが受けられることにある。自宅で手軽に行えるボディケアグッズは少なくないが、本当に納得できるものとなるとそう多くない。物足りないものを選んでしまって結果使わなくなった、という苦い経験を持つ人も多いのではないだろうか。その点、このスリムプロの機能性は自宅で行えるボディメンテナンスとしては別格のマッサージチェアと言っていい。

2021年11月に新しく発売されたパナソニックのマッサージチェア「スリムプロ(EP-MA61)」(医療機器認証番号:303AKBZX00049000 オープン価格)

パナソニックの技術を結集したマッサージ機能を搭載

パナソニックには、熟練のプロの技を追求した「リアルプロ」というハイエンドなマッサージチェアがある。愛用者の中には2台目、3台目を購入するリピーターも多いというパナソニックの最上位モデルだ。そのリアルプロのコンセプトを継承し、ユーザーから高く評価されているマッサージ機能をスリムなボディに凝縮したのが、このたび登場したスリムプロである。

スリムプロの特長は大きく3つある。まずは、プロのもみ技から学んだという「温感モミ玉」である。心地よい温かさ(※1)のモミ玉が首から腰にかけてを上下し、上半身の疲れやコリをくまなくほぐす。頚椎まわりや腰椎まわりなど体の部位によってもみ方を変え、マッサージ効果を最適化している点も見逃せない。

モミ玉と温感ヒートディスクを一体化。コリの部分に心地よい温かさ(※1)がじんわりと伝わる

※1 ヒーターにより、背もたれの布地を温めるものです。温かさの感覚は、室温、衣類、体型、動作、部位、コースにより異なって感じることがあります。

エアーバッグが体をやさしくホールドしながら、温感モミ玉が首から腰までを上下してほぐす

そして2つ目の特長が、体を適度にホールドする「エアーバッグ」機能である。いくらマッサージ機能が優れていても、それが体の適切な箇所に届かなければ台無しだ。体のずれを防ぐために、腕、太もも外側、ふくらはぎ、足先をエアーバッグでホールド。エアーバッグ自体の空気圧も合わさって効果的に部位をほぐしてくれる。

首、肩、腰はもちろん、ふくらはぎと足裏までしっかりマッサージできるのが大きな特長

最後は、リアルプロでもとりわけこだわった「足裏・ふくらはぎユニット」を搭載していることだ。足裏はアーチ構造となっているが、それに合わせてローラーの突起部がグリグリともみほぐす。一方のふくらはぎは、足がずれないように向こう脛(ずね)をしっかり押さえながら、裏側を圧迫してほぐす。足裏とふくらはぎマッサージの合わせ技で、デスクワークで溜まった疲れやコリもすっきりほぐれる。

足裏(左)のローラーのマッサージ力は最大約11kg(※2)と、同クラスの機種では抜群のマッサージ力を誇る。ふくらはぎ(右)は、しっかりほぐせるように前からホールドする

※2 パナソニック従来機種EP-MA39比、約2.7倍(パナソニック比)

まるでプロの施術のようなこうしたマッサージが、チェアに身を委ねるだけで受けられる。「自宅で」「手軽に」「プロの手技を追求した」別格のマッサージと述べたゆえんである。

もう、マンションだからとあきらめなくていい

これほどの高機能を備えながら、名称どおりスリムなデザインに仕上げられている点もまたスリムプロの魅力。マッサージチェアの購入を検討する際に大きな悩みとなるのがスペースの問題である。日本の住宅事情では、特にマンションなどの集合住宅は十分なスペースが取れない場合が多い。

その点、スリムプロは、座面幅は約45cmとゆったり確保しながら、ボディの横幅は約68cmというコンパクトサイズに設計されている。従来のマッサージチェアよりもスペースを取らず、リビングや寝室の一角に置きやすい。標準的な居室の出入り口幅の75cmよりもスリムであり、底面には可動用のキャスターが付いているため、例えば友人を自宅に招待するときなどはリビングから寝室に移動させることもできる。また、自宅への搬入の際も、集合住宅のエントランスからエレベーター、自宅の玄関扉まで、標準的な建物であればスムーズに搬入がしやすいサイズとなっている。

スリムプロの横幅は約68cm。別格マッサージチェアでありながらコンパクトな設計で、リビングやダイニング、あるいは寝室にもしっくり収まるのがうれしい
座面の幅は約45cm。スリムな設計でも座面幅はゆったり確保している

さらに、スリムなデザインはインテリアの面でもメリットを実感できる。マッサージチェアといえばどっしりとボリューム感のある印象だが、スリムプロはそれらのイメージを覆すほどスマートで現代的。せっかくコーディネートしたインテリアを台無しにしてしまうような野暮ったさはない。ナチュラルなインテリアなら今回取り上げたモカブラウン&アイボリーを、モダンな空間ならもう一色のブラック&ダークグレーをというように、好みのテイストに合わせて選ぶことができる。機能性とデザイン性を両立したスリムプロは、ファーストマッサージチェアとしてもおすすめの1台だ。

毎日の仕事終わりに、あるいはテレワークの休憩時間に、スリムプロを数分。高機能ボディメンテナンス家電が自宅にあるだけで、好きなときに体のコンディションが整えられる。疲れを残さないことが良いパフォーマンスへの第一歩。日常のルーティンとして活用していい仕事へとつなげたい。

(構成・文:デュウ 撮影:岩崎美里 スタイリング:洲脇佑美(インテリア)、土田拓郎(ファッション))