テレワークが定着しつつあり、Zoomを使うのにも慣れてきたという人も多いのではないでしょうか。でも、相手の希望で“Zoom以外”を使う必要に迫られることもあるかもしれませんね。そのときに慌てないように、Zoom以外の3つのオンライン会議サービスの特徴と注意点をまとめてご紹介します。
自宅からオンラインに参加する女性
※写真はイメージです(写真=iStock.com/Chaay_Tee)

相手が「Zoom以外」を指定してきたら

新型コロナウイルスの影響で、自宅からのテレワークを実践しなければならなくなったり、取引先との対面のミーティングがオンライン会議になったりと、仕事の仕方にも大きな変化が訪れています。今後、長い目で見れば新型コロナウイルスの感染拡大は収まっていくことになるでしょうが、仕事の仕方はすべてもとに戻ることはなく、テレワークやオンライン会議が日常のこととして一定の割合で定着していくでしょう。コロナ禍の中で、飲み会や帰省もオンラインでできることがわかり、プライベートでのオンライン活用も進むかもしれません。

今年になって急速に有名になったのが、オンライン会議サービス「Zoom(ズーム)」(Zoom Video Communications社)です。打ち合わせや会議でZoomを実際に使ったことのある人も多いでしょうし、だいぶ慣れてきたころかもしれません。そうした中で、相手の会社によっては、Zoomではないオンライン会議サービスを指定してくることも少なくありません。「Zoomにようやく慣れたのに」というあなたは、どうしたらいいのでしょうか。

サービスは違ってもオンライン会議の基本は同じ

Zoomと同様にオンライン会議の機能を提供するサービスの代表的なものに、「Cisco Webex Meetings(以下Webex、ウェベックス)」(シスコシステムズ社)、「Google Meet(以下Meet、ミート)」(グーグル社)、「Microsoft Teams(以下Teams、チームズ)」(マイクロソフト社)があります。Zoomならある程度は使えるようになったところで、違うサービスも使いこなす必要があるとなったら、緊張感は高まります。それも自宅でとなると、周りに尋ねる人もいないので心配です。とはいうものの、違うサービスであっても実はそんなにドキドキする必要はありません。

ミーティングに招待されて利用する側だとすれば、Webex、Meet、TeamsのそれぞれのサービスでZoomと基本的な使い方には大きな違いはありません。いずれも相手と自分の映像と音声をやり取りして離れた場所でもミーティングができる機能はしっかりと備えています。資料の画面を共有して映し出すことで、紙の資料を使わずにプレゼンや説明も可能です。文字のやり取りをリアルタイムで行える「チャット」の機能もありますから、文字で確認したいことなどがあっても安心です。いずれも無料でも基本機能は利用できるので、料金の心配もありません。