去る2019年2月23日と24日、横浜元町ショッピングストリートで、高級乗用車「クラウン」の展示イベントが行われた。初代から現行型までのクラウン&クラウンオープンカーが展示されたほか、女優の釈由美子さんとモータージャーナリストの五味康隆さんによるトークショーが開かれた。足を止めて聞き入る人の姿も多く見られ、ショッピングストリートは大いに盛り上がった。

春の訪れを感じさせるような晴天に恵まれた2月23日と24日の2日間、横浜元町ショッピングストリートには、合計15台の歴代クラウンがずらりと並んだ。これは新型クラウンの発表を記念して神奈川トヨタ自動車が開催した、「クラウンDay at Motomachi」というイベントの展示である。

昭和30年に発売されたクラウンのファーストモデル。
より洗練されたセカンドモデル。こちらは昭和37年の発売。
 

ストリートには、昭和30年に誕生した初代や同37年製の2代目など、年式の古い希少なものから、平成30年に発表された現行型までが、クラウンの変遷がわかるように年代順に並べられた。昔を懐かしむように旧型を眺める人がいれば、現行型に試乗する人も多く、中には3世代で訪れている家族も見られた。また、特別展示となったピンクカラーのオープンカーは来場者の注目の的となり、シートに乗り込んで記念撮影を行う人でにぎわった。

商店街内に設置された特設ステージでは、神奈川県オールトヨタ販売店アンバサダーを務める女優の釈由美子さんと、モータージャーナリストの五味康隆さんによるトークショーが開催された。

現行型の試乗を行った釈さんは、「見た目は迫力があるけど、乗ってみたらハンドルの操作もスムーズで運転しやすかったです。揺れや突き上げがほとんどないので、長時間乗っても疲れにくそうですね。ワクワクして楽しい、ずっと乗っていたいと感じました」と感想を語った。

また五味さんは、専門家の立場から現行型クラウンの魅力を解説。「まずはスタイル。セダンというとおじさんのイメージが強いかもしれませんが、このクラウンはスポーティーでスタイルがいい。次に操作性。ハンドルを切った分だけ曲がってくれる。普通のように思えますが、これができていない車は案外多いものです。そして揺れが少ないこと。上下に揺れても前後に揺れないので、長時間ドライブでも疲れにくいんです」。専門家のインプレッションに、多くの来場者が足を止めて聞き入っていた。

15代目となる現行型クラウン。神奈川トヨタ80周年記念特別仕様車も展示された。
たくさんの来場者で、トークショー会場がにぎわう。
 

会場に展示された歴代クラウンを巡るスタンプラリーなども行われ、子どもと一緒に楽しむ男性の姿もちらほらと。車好きだけでなくファミリーで楽しめるイベントとなり、週末の横浜元町ショッピングストリートは非常に盛り上がった。