留学も通学も必要なく、仕事をしながら米国のMBA(経営学修士)を取得できる、国際資格の専門校アビタスの「マサチューセッツ大学MBAプログラム」。その受講で「実践的かつ論理的なビジネス英語力が身につく」と、講師を務める齋藤浩史氏は語る。

経営判断に必要な知識とスキルを身につける

基礎課程の「オペレーション基礎」を担当する講師の齋藤浩史氏。バーミンガム大学MBA取得。ゴールドマン・サックスやその他国内外の投資銀行で海外案件に長年取り組む。現在、株式会社グローバルアップライズコンサルティング代表取締役社長。

「ひと昔前の会社経営は、経験や勘に頼る部分が大きかったと思います。しかし、現代では客観的な分析に基づく経営判断が求められます。そのための知識とスキルを学ぶのがMBAプログラムです」と齋藤氏は言う。

さらに、的確な判断を要求されるのは管理職クラスも同様だ。同校の受講生の中心は30代後半。何らかの役職に就いているビジネスパーソンも多い。

同校のマサチューセッツ大学(UMass)MBAプログラムは、世界のビジネスをリードする米国のMBAを、オンラインで受講できるのが特色。最短2年、最長で5年間の履修が可能なので、仕事と学業を両立させられる。取得する学位は、現地の大学に通学して得る学位とまったく同じだ。プログラムは、基礎課程と上級課程の2段階となっており、前者は主に日本語で学び、オンライン講義と東京・新宿での通学講義から選択できる。後者は現地講義のオンライン受講。すなわちオールイングリッシュで学ぶことになる。

「上級課程は、受講生の負荷がかなり大きいのですが、日本語の基礎課程を通じて、MBAの基本概念と理論を習得できるので、講義の内容がわからないということは、まずないと思います」と齋藤氏。現地講義のレジュメを和訳した日本語サポートテキストなども用意されているという。

「上級課程では、世界各国の学生とのディスカッションやプロジェクト課題もあります。それが英語の表現力を伸ばす格好の機会になっています」

上級過程では、オンラインクラスで世界中の学生と課題に取り組む。

文化も考え方も異なる人たちとの議論により、英語力は相当に鍛えられるという。

「日本人には、とかく関係代名詞を多用し、複雑な構文で表現しようとする人が多い。当人は丁寧に詳しく説明しているつもりでも、それでは相手に意図が伝わりません。伝えたいことを簡潔に話す・書くことが大切で、海外の学生との議論を通じて、実践的なビジネス英語の表現力が養われます」

UMassMBAプログラムは、AACSBの認証を得ている。この国際認証はMBAプログラムの質の高さを保証するもの。世界のビジネススクールで、この認証を受けているMBAは5%に満たないという。

世界に通用する経営学修士の学位を、仕事と並行しながら自宅や出張先で学び、取得できるUMassMBAプログラム。国内企業の海外部門や、外資系企業に勤務するほか、海外の企業で活躍する卒業生も少なくない。客観的な分析に基づいた意思決定と実行、そして実践的なビジネス英語を使いこなせること。それはまさに、グローバル時代においては必須のスキルである。

効果的なコミュニケーションの重要性を外国人学生とのグループワークで実感

外資系保険会社勤務 西出杏子さん

私はUMass在学中に出産したのですが、オンラインだからこそ、出産前後も勉強を続けることができました。今も印象深いのは外国人学生とのグループワークです。効果的なコミュニケーションをとるには、相手を理解して話すことが重要だと実感しました。MBAで学んで、経営の観点で会社の施策を分析できるようになったのが大きな収穫です。