2002年にマネースクウェア・ジャパンとして創業。運用を支援する発注ツールの開発、投資家教育に注力しながら“資産運用としてのFX・CFD”を目指す独自のスタンスで、口座数、預かり資産高を伸ばしてきた。2018年4月に社名を変更。
当社は2002年の創業以来、中長期的な視点でリスクとリターンをしっかり把握する“資産運用としてのFX・CFD”という考え方を大事にしてきました。おかげさまでお客様に高い評価をいただき、現在およそ660億円の資金をお預かりしています。
しかし世間ではFX・CFDに対して、まだまだ投機的なイメージをお持ちの方も少なくありません。そこで「第二の創業」と位置づけ、企業価値、また認知度の向上を目指す多面的な施策を推進してきました。それをお客様やマーケットに具体的な形で表明したのが、今年4月の社名変更であり、新たなロゴやスローガンの導入です。
社名は、投資とお金の“広場”の意味と、“二乗”の意味を持つ「square」という語をそのままに、「マネースクウェア・ジャパン」から「マネースクエア」とよりシンプルなものに変更。視認性にも留意したロゴでは、正方形が右上に拡大する形で資産が増加するイメージを表現しました。また新たなコーポレートカラーである温かみのあるブリックカラーには、レンガを積み上げて堅牢な家を建てるように確かな資産を重ねながら、お客様の人生をともに築きたいという願いを込めています。
そして「毎日が財産になる」という新スローガンで、短期的な相場変動から利益を得るスタイルではなく、堅実な投資としてのFX・CFDが、豊かな生活という“財産”につながるという私たちの思いを表しました。
同業他社とは一線を画しツールや情報の提供を重視
近年、FX・CFD業界では、取引手数料などの競争がいっそう激しくなっています。ただ、お客様の資産運用を支援し、成果につなげていくためには、低コストで売買を繰り返せる場を提供するだけでは不十分です。当社はそうしたスタイルとは一線を画し、運用サポートツールや投資に役立つ情報などソフトの提供に力を入れてきました。
例えば同じ価格帯を行き来しやすいという為替相場の特性を生かした注文ツール「トラリピ」は、お客様の日常生活に負担をかけることなく、「毎日が財産になる」の実現を支えるツールだと自負しています。また、資産運用スキルの向上に役立つ動画やレポートといったオンラインでのコンテンツ提供、各種セミナーの実施、独自のカリキュラムによる投資の学校「アカデミア」の開催など、スキルに応じて幅広く活用できるさまざまな学びと情報収集の場を用意しています。さらに今では業界標準となった信託保全などの投資家保護に業界でいち早く取り組んだのも当社です。
価値ある独自のサービスを生み出し続けるには、豊かなアイデアが生まれる土壌を育み、テクノロジーを生かしながら、常に「投資家の方にとって何が必要か」をベースに開発を進める姿勢が欠かせません。今後も、スマートフォンでより便利に投資が行えるプラットフォームの開発、さらなるリスク管理強化に向けた新システムの導入、ご利用状況に応じた提案機能など、お客様の生活に寄り添うサービスの提供と快適な運用環境の整備を進めていく考えです。
投資をより日常のものに
それがマネースクエアの使命
モノの製造を行わない金融業では、価値あるサービスを企画し、形にしていく人材こそが重要な経営資源です。また知識と職業倫理をもって「フィデューシャリー・デューティー」(顧客本位の業務運営)を貫くのも人材。その力を伸ばし、生かしていくことは企業価値の向上に必須といえます。
そこで私たちが重視しているのが、誰もが枠にはまることなく自由に発言し、活発に議論できる風土づくりです。当社では企画提案コンテストを通して社員から随時アイデアを募るなど、ボトムアップで社員の意見を引き出す環境整備に力を注いでいます。
ただ、スピードが求められる場面では、経営者が覚悟を持って決断することも必要。ボトムアップとトップダウンのバランスを取りながら、組織の全体最適化を進めることが重要だと考えています。私自身が決断の際に大切にしている基準は「どちらがより人を幸せにするか」というストレートなものです。
貯蓄から投資へという流れがようやく緒に就いた日本において、資産運用市場は今後まだまだ量的、質的に充実していくに違いありません。その中で当社の存在感をいっそう高め、より多くの方にサービスを提供していきたいと考えています。そして繰り返しになりますが、FX・CFDを一部の方が行うマネーゲームではなく、堅実な資産運用として広めていきたい。ビジネスパーソンをはじめ一般の方が、ときに知的好奇心を満たしながら、日常の中で投資に取り組める環境をつくっていくことがマネースクエアの使命だと思っています。