間取り変更も容易だからライフスタイルの変化にも対応
これらすべてを実現できれば、なんとも夢のような家ができそうだが、じつはパワーホームの住宅性能評価は、耐震等級だけでなく、断熱等性能等級「4」、維持管理対策等級「3」、劣化対策等級「3」と、なんといずれも最高ランクをマーク。決して夢物語ではなく、現実の話なのだ。
実際の居住者からは「配管を外に出すアイデアによってメンテナンスしやすく、修繕費が抑えられる」「温度変化が少ないと子供が風邪をひかなくなった」「地震に対する安心感がある」など、そのメリットを実感する声が数多く寄せられている。間取り変更については、建物のスケルトン(構造躯体)とインフィル(内装など)を分離することによって、開放感あふれる広い部屋の実現や間仕切り変更に柔軟に対応する。そして、これら高性能・高品質を実現しながら、30歳までに持てる一戸建てとして求めやすい価格で提供できるのは、同社独自の「パワービルド工法」があればこそ。プランは限定されるものの、木材などの無駄を削減でき、施工が容易で正確、しかも短工期という特徴を持つ。またナイスホームは、住宅総合商社としての顔も持つため、建築資材の調達には品質と価格の面で大きな強みを持つ。
高品質とグッドプライスを追求したパワーホームなら、資産価値も下がりにくい。20代、30代のみならず、子供に家を残したい中高年など、幅広い世代の検討対象となりそうだ。
パワービルド工法で実現した地震に強い家
「パワーホーム」を支えるのは、ずばり「精度」。精度が高いからこそ性能がよく、コスト競争力も高い。また、施工者の熟練度にかかわらず、高精度のものを常に安定して施工できるからこそ、45日という短工期を実現できるのだ。
鍵を握るのは、ナイス独自の「パワービルド工法」だ。木造軸組み工法を進化させたもので、木のよさを生かしながら、地震に強く高い性能の家ができあがる。
その特徴の一つが「構造用集成材」。耐久性を高めるために厳選された木材を組み合わせたもので、ばらつきのない強度と耐久性を発揮し、歪みやくるいが少ない。基本原理は、古い寺院の柱などにも使われている。次に、柱や梁などの接合部には「パワービルド専用接合金物」を採用。高強度で錆に強いだけでなく、ボルトやナットを使う工法に比べ、経年によるゆるみが生じにくいメリットがある。