【Case.3】仕事ができそうな人のケータイゲームに幻滅

「それなりの役職に就いていそうな、キレイなお姉さんが電車でゲームをしていて『え、こんな人もゲームするの?』と少しビックリしました」(30代前半/製造業)

「ビシッとしたビジネススタイルの男性が、真っ昼間の電車内でゲームに躍起になっているところを見てしまい、なんだかがっかりしました」(40代前半/その他サービス)

意外と多かったのが「ゲームに夢中になる姿に幻滅した」という意見。学生や子供がゲームをしていても驚きませんが、確かに、いかにも仕事がデキそうな人や、身なりもピシッとした素敵な人が一心不乱にゲームをする姿は、あまり見たくないかもしれません。

【Case.4】SNSアカウントなどの個人ページが丸見え

「電車の中でSNSやショッピングサイトなどにログインするときは気をつけてほしい。こちらはジロジロ見る気がなくても、IDもパスワードも、何を入力しているか丸分かりな人をときどき見かけます」(40代前半/出版)

「SNSに、深刻な病気の内容を書いているのを見てしまった」(30代前半/医療・福祉)

「女性が電車内で婚活アプリを使っていました。自分も利用しているアプリだったのですが、他の人が必死に男性の品定めをしている様子を見てから、なんだか使う気を失くしてしまいました」(20代後半/その他サービス)

移動中などのすきま時間にSNSを利用する人は多いですが、個人を特定できるSNSアカウントを知られてしまうのはちょっと怖いですよね。SNSなどの個人ページ、ましてやログイン画面(ログインID、パスワード)などは、ダイレクトに個人情報にアクセスできてしまう可能性があるため、特に注意が必要です。

Case1からCase4まで、すべてどれも身近に起こりそうなことばかり。電車内では常に「誰かに見られている」と意識し、見られたら困ることは控えましょう!

のぞき見防止シートを貼っていない人は8割以上

このように、電車内で他人のスマホ画面を見てしまうと、つい「この人のセキュリティ意識、大丈夫かな?」と思ってしまいます。他の人の画面がこれだけ見えているということは、あなたのスマホ画面も誰かに見られている可能性は高い、ということ。他人事ではありませんよ! まずは以下のグラフをご覧ください。

Q:他人からスマホを見られないようにのぞき見防止シートを貼っていますか?

働く女性に「他人からスマホを見られないようにのぞき見防止シートを貼っていますか?」と、アンケートしたところ、85.7%もの人が未着用であることがわかりました。理由として多かったのは「必要を感じないから」。他には、

「自分が見づらくなったり、操作性が悪くなったりするのが嫌なので」(30代前半/IT・通信)

「スマホ購入時に画面割れ防止の保護シートを貼ってもらったので、さらにのぞき見防止シートを貼るとタッチの感度が悪くなりそうだから」(30代後半/税理士)

などの意見がありました。中には「他人に覗き込まれる可能性のある場面では、できるだけスマホを使わないようにしています」(20代後半/IT・通信)と、そもそも公共の場で使わないようにしている人も。

しかし、やはり自力でのぞき見を完璧に防ぐのは難しいもの。ここまでご紹介したように、電車内などの公共の場では、自分が思っている以上にスマホ画面は見られていると覚えておきましょう。