見事なまでの日本酒とのマリアージュ

さて、当日の「お品書き」は以下の通り。
【前菜】
●アラスカ数の子と白菜 生湯葉のおひたし
◎「宮寒梅」 純米吟醸45%(宮城/寒梅酒造)
●ズワイガニとイチジク びわの胡麻クリームがけ
◎「残草蓬莱」(ざるそうほうらい) 純米吟醸 Queeen(神奈川/大矢孝酒造)

【焼物】
●紅鮭のコンフィ イクラ醤油漬けと黄身おろし
◎「遊穂」(ゆうほ) 純米酒(石川/御祖酒造<みおやしゅぞう>)
●アラスカ数の子と枝豆の酒粕白あえ
◎「雄東正宗」(ゆうとうまさむね) 純米吟醸 生原酒 粋酔ブレンド(栃木/杉田酒造)
※酒粕白あえには「雄東正宗」の酒粕を使用

【煮物】
●アラスカきんきの和香草煮つけ
◎「村祐」(むらゆう) 紺瑠璃ラベル 無濾過本生(新潟/村祐酒造)
◎「奥 夏吟醸」 純米吟醸原酒(愛知/山崎合資会社)
※料理1品に対し、タイプが正反対な純米酒を用意。マリアージュの真髄を体験

参加者たちを最初に魅了したのは、アラスカ数の子のおひたし。

「お正月以外で食べるの初めて(笑)。おだしの旨味に寄り添っているのに、ポリポリ噛みしめると数の子のおいしさが染みだしてきます」

「なんといっても食感が魅力的。これからは、おひたしには数の子ですね」

ズワイガニに関しては、

「味が濃い。胡麻クリームもおいしいけれど、カニのおいしさが負けていない」

「ズワイガニの食べごたえが最高。フルーツと合わせると新たなおいしさを発見です」