きっとあなたにも、心当たりが……
タイプ別「女性の不調」

●粘膜ヨワヨワタイプ
粘膜が弱くなることで、目、鼻、のど、口、膣、膀胱などに不調を感じる。目がゴロゴロしたり、口がネバネバしたり、鼻が乾いたりする症状から始まる人が多い。粘膜だけでなく、皮膚が乾燥して、かゆくなったりする人も。

●心イライラタイプ
心や情動、情緒の症状が強く出るタイプ。以前はなんなく乗り越えられたことが、わずらわしくて耐えられなくなってしまう。イライラが強い人、つまらないことにこだわる人、落ち込みが激しい人など、現れ方や症状は人それぞれ。

●関節イタイタタイプ
女性ホルモンが低下すると、筋肉が弱くなる。またコラーゲンが減って、骨を支える関節の軟骨が弱くなるため、関節が痛くなる。最初は関節がゴキゴキ、ボキボキ。朝起きると関節がこわばり、かかとが痛くなることなどから始まる。

●むくみプヨプヨタイプ
新陳代謝や血流が悪くなることから、体内に代謝されない大量の水が、本来必要としないところにたまってしまう。これが、むくみや冷えを引き起こす。アレルギー性鼻炎がひどくなったり、耳鳴りやめまいの症状が出ることも。

●自律神経ドキドキタイプ
ドキドキする、体温調節が下手になる、急に暑くなったり寒くなったりする……。そのほか、下痢、便秘、めまい、立ちくらみ、胃腸不全などの症状も。心臓発作のような激しいドキドキが急にきて、恐怖感を覚える人もいる。

●中枢神経ボーッとタイプ
頭がボーッとする。頭に膜がかかったようになる。もの忘れしやすい。すぐ眠くなる。疲れてくると話がまとまらない。脳の機能が低下することで起こる。交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、集中力がなくなってしまう。

『プレ更年期からの女性ホルモン塾』(対馬ルリ子、吉川千明 共著)をもとに作成