オーナーとの絆を大切に
総合力で「応用と変化」を

入居者目線に立ち、その心をつかむ仕様こそ賃貸住宅には必須だが、経営は建ててからが本当のスタートだ。大和ハウス工業は、賃貸住宅経営の長期安定化を図る「悠々サポート・DAPS(ダイワハウス アパートメントハウス パートナーシップ システム)」を提供し、オーナーの伴走者を務める。

「建物の性能を維持する長期施設診断システムを用意しています。築年数を経ても美しく、入居者ニーズに合致した部屋であり続け、賃料を下げずとも築年数の浅い物件に勝る魅力を保つことが目標です」

このほか、一括借上システム(※)などの経営サポートや、資産継承の総合コンサルティングなど資産管理サポートも備わったDAPS。オーナーには心強いシステムだ。

安心材料はまだある。全国各地の「ダイワハウスオーナーズクラブ」もその一つ。オーナー間の情報交換の場となったり、専門家による研修会や相談会を開くなど、同クラブは健全な賃貸住宅経営の潤滑油ともいえる。

加えて東日本(栃木)、西日本(奈良)の「D-roomプラザ館」では、技術や住宅性能を紹介する展示を行い、体験見学なども実施している。

戸建住宅、賃貸住宅、物流施設、店舗、マンション、ホテルなど、大和ハウスグループが手がけた物件によるジオラマ。「D-roomプラザ館 夢」(栃木)に展示されており、ジオラマ面積571平方メートルは日本一を誇る。(2013年10月現在)

「あらゆる機会を通じてオーナー様との絆を強くしたいと考えています。決して『建てて終わり』にしないのが、私たちのやり方。賃料収入も、事前のシミュレーションどおりに確保できるよう全力でサポートします」

この姿勢に対する評価の一端は、リピートオーダーが多いことにも表れている。大和ハウス工業による賃貸住宅建築は、約4割が既存オーナーの追加物件、つまり2棟目、3棟目なのだ。

積み上げてきた努力と実績を踏まえ、これからも同社が総合力を発揮していく決意を、堀氏はこう語る。

「時代が変われば賃貸住宅市場も変わるでしょう。それに合わせ、当社も『応用と変化』を繰り返し、市場の多様性にキャッチアップすることが必要だと考えています。すでに借地権に伴う複雑な課題を解決する独自の新・等価交換方式を導入したり、高齢者住宅のノウハウも蓄えています。別荘のような活用法や観光客の滞在など将来的なニーズも視野に入れています。土地診断からプランニング、設計、建築、サポートまで、総合力でオーナー様をバックアップする大和ハウス工業に、ぜひともご期待ください」

※一括借上システムは、グループ内の企業体である大和リビングカンパニーズが管理・運営します。一定の基準、条件があります。

堀 福次郎●ほり・ふくじろう
大和ハウス工業株式会社
取締役常務執行役員

「当社では、企業や地方自治体、公共団体などが所有する土地の有効活用もサポートしています。賃貸住宅のほか、店舗、オフィス、ホテル、高齢者向け施設など、あらゆる分野で実績とノウハウを積んでおり、多様なニーズへの対応が可能です」