入居率98.8%
という高い実績

京都1200年の歴史と伝統。さらに自治体が進める50年後、100年後を考えた街づくり。長い時間軸で育まれる京都ブランドは、地元ならではの「厚い信頼関係の形成」にもつながっている。八尾社長によると「京都は地元企業の連携が強く、不動産取引にも独自のネットワークが必要」とのこと。日本ホールディングスは、京都本社のデベロッパーとしては、分譲、賃貸、建物管理をトータルに提供する唯一の会社。関係会社や協力会社から入る多様な情報は、マンション開発や賃貸事業、建物管理のビジネス展開に有効に機能しているという。

日本ホールディングスのプロジェクトコンセプトは、京都本来の町並みを今に蘇らせること。「ベラジオシリーズ」においても、京都の景観政策を踏まえた設計上の工夫が随所に施されている。

実際、同社が分譲する「ベラジオシリーズ」はその多くが歴史的町並みが残る都心街区に立地しており、これまで手がけた34棟、約1300戸の入居率は98.8%(2015年3月) と非常に高い水準だ。物件そのものについても、安全性、快適性、デザインにこだわっており、「収納が多く、キッチンなどの設備がいい」「エントランスに清潔感がある」との声が入居者からは聞かれる。

また、「退去後、早ければ1、2週間で次の入居が可能」というスピード感。これも見逃せない。こうした事業スタイルが地元の賃貸仲介会社にも浸透しているため、入居者募集がスムーズに進行。空室リスクの軽減をもたらしている。同社ではマンション管理のサポートとして、手数料(査定家賃の15%)と引き換えに空室時にも家賃を保証する「借上げ」サービスも提供している。しかし現在、この「借上げ」契約を結んでいるオーナーはゼロ。なぜなら、空室リスクが小さければ、借上げてもらう必要がないからだ。

営業担当が一貫して
オーナーをサポート

そしてもう一つ。営業担当者が販売後も継続してフォローする仕組みもオーナーには大きな安心材料だ。営業担当は “オーナーの代理人”として毎週、管理部門などと綿密に意見交換。賃貸相場や空室動向などを踏まえ、定期的にオーナーへ連絡を入れている。

「また、オーナー様の中には京都の町が好きで、当社のマンションを購入される方も多くいらっしゃいます。そこで、オーナー様に気軽に京都に来ていただけるよう、ベラジオシリーズの部屋を格安で泊まれるゲストルームとして提供するサービスも行っています。顧客志向に根ざした具体的な取り組みを通じて、信用から信頼へと絆を深めていく。これが当社の企業理念です」

同社への厚い信頼感は、50%を超える購入リピート率も証明している。その管理・運営に満足し、確かな結果が出ているからこそ、「次も日本ホールディングスで」となるわけだ。

購入を検討する顧客層について八尾社長は、「従来は近畿圏を中心としたお客様が大半でしたが、近年は関東圏からの問い合わせが増加。現在はおよそ7割が、東京など首都圏からのものです」と言う。

分散投資の観点からも、京都エリアは有望候補地の一つ。遠隔地のオーナーにとっても、京都に本社を構え、地場企業と太いネットワークをもつ日本ホールディングスは、安心して資産管理を任せられるパートナーだ。家賃収入を将来の私的年金に考えるオーナーにとって、京都との絆の太さは、大きな支えとなることだろう。