日本の伝統的な収納文化「蔵」を住まいの中に取り込んだ、ミサワホームの「蔵のある家」。1994年発売以来、進化を続けている。収納の悩みを解決してくれるだけでなく、住まい全体を快適にする多くのメリットがある。
子供のおもちゃから、使用頻度の低いキッチン用品、さらにお正月や節句などの年中行事や祭事に使用するものなどを入れる天井高1.4m以下の収納「蔵」。
「蔵」の隣は最高天井高3.5mの大空間リビング。

床面積を増やさずに
収納量を大幅アップ

四季の変化に富み、そのときどきの行事や祭事を楽しむ、日本ならではの暮らし。ただ、それには「季節外れのモノ」や「年に1度しか使わないモノ」をいかに保管するか、という課題がつきまとう。昔の家にはそのための「蔵」があった。現代日本の住宅事情では、蔵を建てるどころか、十分な収納スペースを設けることさえ難しい。限られた床面積は、なるべくなら家族の日々の暮らしに使いたいもの。ミサワホーム「蔵のある家」は、厳しい面積制限をクリアしつつ、収納不足を解消する画期的な発明だ。確認申請の床面積を増やすことなく、収納面積を大幅にアップ。しかも、生活空間に豊かさや変化をもたらし、住宅としての性能向上にも貢献する。

ミサワホームの「蔵」は、天井高を1.4メートル以下に抑えた大収納空間。設置階の床面積の2分の1未満なら、3層でも2階建てとして建築でき、法律による床面積(※1)の制限からも除外される。「蔵」の上や下にも居室がつくれ、面積を有効に活用できる。

一般的な屋根裏収納や床下収納とは異なり、「蔵」の床は居室や階段の踊り場と同じ高さに揃い、モノの出し入れがスムーズだ。専用のキャスター付きワゴンやカートも用意されている。小屋裏やビルトインガレージ上のスペースを利用する「蔵」も、階段(※2)を設置して、安全にモノを持ち運びできるようにする。

例えば、上の写真のようなリビングとつながった「蔵」なら椅子や掃除道具、子供のおもちゃなど、多様なモノがたっぷり納まり、出し入れも簡単。急な来客の際にも、散らかったモノをさっとしまうことができる。

また、1階に蔵を設けた場合、「蔵」の一部を土間にすれば、ガーデニング用品やアウトドアグッズ、ペット用品の収納にも活用できる。外部収納に比べて温度や湿度の変化が小さいのも利点だ。屋外側とリビング側の2方向に扉を設ければ、使う場所に近いところから出し入れでき、スペースをくまなく使うことができる。

※1 一定の条件があります。一部自治体により算入しているところもあります。「蔵」は居室として使用できません。
※2 各行政庁により、設置の可否が異なる場合があります。