保阪 奥宮さんは飛行機乗りだから、敗戦前ならひとっ飛びだったでしょうが、混乱期でしかも軍人の権威も地に落ちていた時ですから、大変だったでしょうね。

戸髙 第二復員省では、『戦藻録』を借りてきて、まずは戦史編纂に重要だからと複本を作りにかかりました。タイプで清書して複製を作る作業です。

それを進めている最中に、原本の一冊を黒島亀人(*3)が持って行って紛失したわけです。当然、「これは大変だ」と大騒ぎになったわけですが、覆水盆に返らず。