マンション投資は
パートナー選びが大事

マンション投資を行うのであれば、パートナー選びが重要になる。管理や運営によって、家賃や入居率に差が出るからだ。

トーシンパートナーズは平成元年に設立され、すでに25年の実績を持つ。設立直後には不動産バブルが崩壊し、撤退を余儀なくされた同業者も多い中、順調に業績を伸ばしてきた。

創業当初から貫かれているのは「顧客第一主義」だ。自社の利益に走りがちな業界内であっても一貫して顧客の利益を追求し続け、現在では「顧客第一主義」が同社のいわばDNAになっている。その結果、これまでに219棟のワンルームマンションを販売している(2013年10月現在)。

顧客の利益を優先する姿勢は、オーナーのサポート体制にも表れている。そのひとつがお客様相談室だ。同社では相談案件によっては全国各地まで訪問し、親身になってアドバイスやマンション経営に関する運用相談を行っている。

※入居率は30日以上の空室を元に算出し、各年の11月度から翌年10月度の平均値。
※管理委託数は各年の10月度の数値。

もうひとつは、CR(カスタマーリレーション)チームの存在。10年前に設置され、顧客満足度を徹底的に高めることを使命とする部署だ。独自発刊の季刊誌『トーシンシナプス』で情報発信を行うなど、購入後の密なコミュニケーションの醸成を図っている。

これら2つの組織が連携し、業界内では例を見ないオーナーサポートを行うことで顧客満足度の向上を図っている。

顧客満足度の向上には入居率も重要だ。グループ会社のトーシンコミュニティーがオーナーと密に連絡を取り、素早く改善提案を行うことで、98%以上の入居率を維持している(グラフ参照)。

高い入居率を確保するために、土地の仕入れの段階から綿密なプランを作成している。

「もちろん土地を仕入れる時点では“いかに安く買うか”を重視しますが、それ以上に、どういう人に貸すかまでを考えています。いわば、出口までを考えて手当てしているのです」

長期保有を念頭に投資するオーナーにとって大事なのは、家賃による収入。同社では、土地の仕入れ時点から、高い家賃設定を重視しているため、供給エリアは東京都心部・城南・城西地区と横浜に集中している。