冷凍食品の素晴らしい特長
冷凍食品は普通の食品と書きましたが、普通ではなく普通以上に素晴らしい特長、メリットもあります。
その説明のために、まず、冷凍食品の定義ともいわれる「4つの条件」を紹介します。
② 急速凍結している
③ 包装している
④ マイナス18℃以下(業界自主基準)で保存・流通する
です。
最初の「前処理」とは、食材を洗い、カットするなどして可食部だけになっていることです。調理食品の場合は、加熱調理も加わることになります。工場では、台所や業務用の厨房で行うことと同じことをするわけですが、異なるのは大量に処理しないといけませんので、機器等を使って大規模に行います。場合によっては、人の手や目をつかって、細かな作業を行ったり、チェックをする場合もあります。
前処理している、ということは、家庭で生ごみが出ないというメリットもあります。工場の多くは前処理や加工段階で発生する食品残渣をゴミとして捨てるのではなく、飼料や肥料等にリサイクルするなど、環境に配慮した取り組みをしています。つまり、エコフレンドリー。
冷凍野菜は1年中「旬」
「急速凍結」とは、マイナス30℃以下の低温環境下で、食品を短時間で凍らせる技術です。急速凍結は、食品の中の水分を細かな氷結晶にして凍らせることができます。細かい氷結晶は食品の組織を壊しません。組織を壊さないことは、栄養や味わいを損なわない技術。上手に解凍することで、凍結前の品質が蘇ります。
家庭の冷凍庫は多くはマイナス18℃以下設定ですので、食品はゆっくりと凍ります。これは「緩慢凍結」といって、食品中の水分は大きな氷結晶になり組織を壊してしまいます。
よくほうれん草の事例が紹介されますが、冷凍ほうれん草は、ほうれん草の旬の時期、つまり寒い時期に収穫して約1年分を製造しています。ほうれん草は栄養成分表に記載がある通り、季節によって栄養価のバラツキが大きな野菜です。夏場の生鮮ほうれん草と冷凍ほうれん草のビタミンC量を計測してみると、冷凍野菜のビタミンC量の方が何倍も多いという結果になります。
冷凍野菜は1年中「旬」なのです。


