子どもに時間感覚を身に着けさせるには、どうすればいいか。現役小学校教諭の佐々木陽子さんは「小学校入学直後、時間割の存在に馴染めず苦労する子は多い。日頃から『もう終わり!』と親が決めるのではなく、時間で区切って気持ちや活動を切り替える習慣をつけさせることが大切だ」という――。
※本稿は、監修・佐々木陽子『子どもが小1になったら知りたいことが全部のってる本』(主婦の友社)の一部を再編集したものです。
春は登下校中の迷子に要注意
4月によくあるのが「先生、家に帰れません」という、新1年生からのSOS。実は、登校中の“迷子”は、小学校生活の最初にいちばん多いトラブルです。
入学前に親子で登下校ルートを歩いてみる家庭は多いものの、親が先導すると、子どもは「ついて行けばいい」と思ってしまい、実は道を覚えていないことが少なくありません。
練習のときには、子どもを先頭にして歩かせるのがポイント。「この角を曲がると公園があるね」「このお店が目印だね」など、景色やお店を話題にしながら、自分の足でルートを覚えられるようにしましょう。
晴れの日だけでなく、雨の日や夕方など、天候や時間帯を変えて歩くのもおすすめです。とくに、学校までの距離が遠い子は、何度か練習して、迷子の不安を減らしましょう。
登下校に慣れてくると、「こっちの道でも行けるかな」「もっと近道がありそう!」など、好奇心から別のルートを歩きたくなることも。
ただ、学校の行き帰りは決まったルートを通るのが約束です。通学路の途中にある「子ども110番の家」や困ったときに駆け込める場所も確認しておくと、防犯面でも安心です。


