体の不調を自分で言葉にできるようにするには
小学校では、毎朝「健康観察」があります。体調や気分が悪いときは、子ども自身が先生に伝える時間です。保育園や幼稚園では、保護者が連絡帳に書いていた「せきが多め」「鼻水が出ている」といった体調の申告を、1年生からは自分の言葉で話す立場になるのです。
ところが、1年生の春は、不調があってもうまく言葉にできず、ただ泣き続けてしまう子も少なくありません。発熱や発疹などの明らかな症状がない場合、本人が説明しなければ先生も対応に迷ってしまいます。
家庭では、日ごろから体調を言葉にして伝える習慣を意識してみましょう。「ちょっと鼻水が出ているね」「おなかが痛いの?」など、親が言葉にしてあげることで、子どもも自然と自分の体と心が発しているサインに目を向ける意識が育ち、表現を覚えていきます。
「トイレに行きたい」「緊張して泣いてしまった」など、自分の体調や気分を伝える力は、学校生活の安心につながります。
読める・書けるよりもまず大切な、“話す力”を親子の会話のなかで育てていきましょう。
遊びの終わり時間を子どもに自分で決めさせる
小学校生活は、「時間割」に沿ってカリキュラムが進んでいきます。楽しく集中していても、45分の授業時間が終われば休み時間。活動を途中で終わりにして、次の活動へと移らなければなりません。最初のうちは、時間で区切って気持ちや活動を切り替えることになじめず、苦労する子も少なくありません。
「時間割」という新しいリズムにスムーズに慣れるためには、家庭でも切り替えの練習を意識しておくことが大切です。遊びやテレビ、ゲームなどの楽しい時間から、食事やお風呂、寝る準備へと時間に合わせて切り替え経験を積むことが、学校生活の土台になります。
ポイントは、「もう終わりにしなさい!」と命令するのではなく、「あと何分で終わりにする?」と子ども自身に考えさせること。自分で決めたことであれば、納得して次の行動に移りやすくなります。
もし約束を守れなくても、おおらかに見守ることも大切。穏やかに「自分で決めたよね?」と声をかけると、ハッと立ち止まって次の行動に移れることも多いはずです。こうした積み重ねが、行動や気持ちをコントロールする力を育てていきます。



