夫が妻に積極的に愛情を伝えることが重要

夫婦の仲が万全ではないけど、決定的に悪くもない。というときには、ぜひお父さんにがんばってもらえたらと思います(本稿をお母さんが読んでくださっているなら、この部分だけでもお父さんに見せていただきたいものです)。

お父さんはお母さんに積極的に「愛」を伝えましょう。スキンシップも大切です。そうすることでお父さんがお母さんの安全基地として機能できれば、お母さんの自己肯定感も上がり、お子さんにも前向きに接することができます。

もちろん、お母さんもお子さんだけでなく、家族みんなに「愛」を伝えていきましょう。

母が父に不満を持っていると子どもに伝わる

不登校支援の際に、しばしば「お父さんに不満がある」というお母さんに出会います。お父さんに不満があり、お子さんはとても可愛がっている。つまり、家庭のなかでお父さんが孤立している状況です。

お子さんには愛情深く接しているのだから問題ないと感じるかもしれませんが、実は、ここにも不登校の原因が潜んでいたりします。

被災地で支援活動をしていたとき、お父さんへの不満からお母さんの心が不安定になり、中学生の女の子が不登校になったというケースに関わりました。

これは、そんなお母さんからの報告です。

「アドバイスされた言葉がけを子どもにしたら、子どもの表情がどんどん変わってきて、楽しくなりました。だから、ためしにお父さんにも同じように接してみたら、お父さんまで変わってきて、夫婦の会話が戻り、夫婦仲もよくなり、子どもが学校に行くようになりました」

そう、お父さんだって大変なんです。遅くまで家族のために働いたり、職場で気を遣ったり。お父さんが遅く帰ったときに、ぶすっとした態度を取ったり愚痴を言ったりしたら、お父さんは余計追い詰められます。それでいい結果につながるわけがありません。

だから、お母さんはお父さんに労いの言葉や優しい言葉をかけてあげてくださいね。