大学受験の試験当日に食べたモノ

「試験当日は、おにぎりとガム、そしてマルチミネラルとブドウ糖の『inゼリー』をそれぞれ1つずつ。共通テストも東大の二次試験も、この組み合わせでした。とくにブドウ糖の『inゼリー』はラムネ味。あの頃の主食でしたね」

主成分がブドウ糖のラムネ、じつは東大生と親和性が高いようである。東京大学新聞社と森永製菓の共同調査によると、「受験生の時、『森永ラムネ』を食べたことはありますか」という問いに、79%の東大生が「はい」と答えていた(*2)

現役東大生100人へのアンケートでは、「勉強に疲れた時」(66%)、「小腹が空いた時の糖分補給」(51%)、「試験前のエネルギー補給」(49%)といった、機能性のニーズが見えてくる。

大学生活でも、約55%が森永ラムネを食べた経験があると答えている。理由は受験期と似ているようだが、微妙に異なる。「甘いものを食べたい」(53%)に次いで、「気分転換したい」(35%)、「小腹を満たす」(33%)、「集中したい」(33%)という回答。

大学では、レポートやゼミ準備など“断続的な集中”が求められる場面が多い。どうやら、ブドウ糖のお菓子は、東大生の生活リズムに自然に組み込まれているようなのだ。

(*2)東大新聞オンライン「【森永製菓との共同アンケート調査】東大生100人に聞いた 森永ラムネの魅力とは

今やコンビニで手に入る集中力

Nさんにも、聞いてみた。

「もちろん、ラムネにもお世話になっていました。高校時代から、容器ごと授業の机に置いていて。ペットボトルとは違って、存在感はさりげないですから。ちょっと疲れたな、と思ったら、すかさず2~3粒食べる。やみつきになる味じゃないのがイイな、と」

集中力のコントロールに悩む人は少なくないが、もしかすると意外と身近に突破口があるのかもしれない。

教室で勉強している男子生徒
写真=iStock.com/nanoqfu
※写真はイメージです

それは脳にどんな刺激を与えるか、与え続けるか、だ。要は、「自分の体の声を聞け」。午前中に糖が足りないと感じたら、小さなラムネを口にすればいい。昼過ぎに集中が切れそうだったら、軽い全粒穀物バーやガムをかじる。食欲がなければ、ブドウ糖のゼリー飲料を飲むのもいい。

手軽でありながら、これらは即効性のある脳への栄養補給となるのだ。コンビニでも簡単に買える栄養源は、さりげなく、しかし着実に、集中力への導火線になってくれる。筆者が受験を経験した40年も前に比べると、本当にいい時代になった。今やAIばかりじゃなく、身近な「おやつ」も、こんなにも進化しているのだ。

しっかりと栄養を補って集中力を高めよう。受験に挑む皆さんの、大いなる健闘を祈る。