6月30日、東京駅直結の好立地に「日本医科大学 八重洲健診ステーション」がオープンする。日本医科大学付属病院と連携の下、先進機器による高精度の検査、ナースコンシェルジュのサポート、美容医療の展開、適切な治療への橋渡しまで。内外両面の健康投資を促し、ウェルビーイング向上の後押しとなることが期待されている。今年、日本医科大学は創立150周年。節目を機にさらなる発展を目指す同大の理事長・汲田伸一郎氏、八重洲健診ステーション所長・吉田寛氏に聞いた。

PET/CT装置をはじめ先進的な検査機器がそろう

汲田伸一郎(くみた・しんいちろう) 学校法人日本医科大学 理事長 日本医科大学 八重洲健診ステーションCEO 1986年日本医科大学卒業。同大学放射線医学講座講師、助教授などを経て、2006年に主任教授。17年日本医科大学付属病院院長、25年より現職。著書に『画像診断で早期発見 放置するとこわい大人の病気』(バリューメディカル)など。
汲田伸一郎(くみた・しんいちろう)
学校法人日本医科大学 理事長
日本医科大学 八重洲健診ステーションCEO
1986年日本医科大学卒業。同大学放射線医学講座講師、助教授などを経て、2006年に主任教授。17年日本医科大学付属病院院長、25年より現職。著書に『画像診断で早期発見 放置するとこわい大人の病気』(バリューメディカル)など。

大規模な再開発が進行中の東京駅前八重洲一丁目エリア。その一環として建設される51階建ての超高層複合ビル「TOFROM YAESU TOWER」の6階、7階が「日本医科大学 八重洲健診ステーション」だ。プロジェクトをけん引する同大理事長の汲田伸一郎氏は、ハード面、ソフト面ともに「思い描く健診施設を実現するために一切妥協しなかった」と語る。

「2フロアを合わせて850坪を使った医療施設創設を打診されたのは2021年7月のことです。そこで、私の専門である放射線診断を生かした健診施設を計画し、高精度の健診を行う上で最適な検査モダリティ、検査機器を選定しました。さまざまな放射線診断モダリティがありますが、やはりがん検診にPET検査は欠かせません。八重洲健診ステーションには、従来装置と比較して高感度・高解像度の画像が得られる半導体PET装置を2台設置しました。いずれもCT装置を搭載したPET/CT装置で、病変の部位を正確に判断することができます」

毎年の健診で健康状態を正しく把握し、もし病変が見つかったなら、しかるべき医療によって重症化の芽を摘む――多忙な経営層が直面する健康管理の課題を、日本医科大学付属病院の総力を注ぎ込んでバックアップする。

随所に配されたアートなど上質な空間づくりにも配慮

高齢化に伴い認知症患者は増加しており、今や「誰もがなり得る」疾患となった。特に割合が大きくなっているのがアルツハイマー病だ。根本的な治療法は確立されていないだけに、いかに早期に発見し、対策を講じるかが将来のQOL(生活の質)を左右する。

「アルツハイマー病の原因である脳内アミロイドβプラークを可視化するF-フルテメタモルを用いた脳PET検査も行います。アミロイドβの蓄積は、アルツハイマー病の症状が現れる少なくとも十数年前から認められます。認知機能障害がなくともより早期にアミロイドβの蓄積を把握することができます」

他にもCT、MRI、超音波、マンモグラフィー、レントゲン、内視鏡など数多くの画像診断装置を備え、各臓器に対応した検診コースもある。

「心臓ドックとしては心臓超音波、心臓MRIを用いた心臓の収縮機能、弁機能の評価や心臓MRA(磁気共鳴血管撮影法)による冠動脈の狭窄きょうさく評価などを行います。脳ドックでは脳MRIで脳梗塞や脳腫瘍の有無を評価し、脳MRAでくも膜下出血の原因となる脳動脈りゅうの検出を行います。さらに、頭部MRI画像を基に、記憶をつかさどる海馬を含む脳領域の状態を解析します」

リラックスして受診してもらうための配慮も行き届いている。「銀座柳画廊の協力の下、気鋭の画家が描いた絵画を飾ります。ご希望があれば購入も可能ですので、ぜひご覧ください。また、エントランスホールでは東京藝術大学名誉教授・宮廻正明先生の絵画がお迎えします。皆さまのご意見を基に新たな検査メニューの追加など、オープン後も進化を続け、理想的な健診ステーションを構築していきます」

エントランスホール。入り口は7階にある。高度な医療技術の提供はもとより、ナースコンシェルジュのサポートによる上質なホスピタリティー、プライバシーへの配慮など、快適性を重視した空間で検査を受けられる。
エントランスホール。入り口は7階にある。高度な医療技術の提供はもとより、ナースコンシェルジュのサポートによる上質なホスピタリティー、プライバシーへの配慮など、快適性を重視した空間で検査を受けられる。
全身の健康状態を評価するPET/CTコース(4種類)を含めて11コースを用意。
画像提供=シーメンスヘルスケア株式会社
全身の健康状態を評価するPET/CTコース(4種類)を含めて11コースを用意。
ギャラリーをほうふつとさせる健診・ドックエリア。
ギャラリーをほうふつとさせる健診・ドックエリア。
婦人科待合。
婦人科待合。

発見されにくい膵がん 早期発見・治療に貢献へ

「非常に利便性の高い場所であることから関東一円はもとより、東北、甲信越、また東海地方の方々のご利用も想定しています」と語るのは、八重洲健診ステーション所長の吉田寛氏だ。

吉田 寛(よしだ・ひろし) 日本医科大学 八重洲健診ステーション 所長 日本医科大学付属病院 消化器外科大学院教授 1986年日本医科大学卒業。同大学外科講師、准教授、日本医科大学多摩永山病院院長などを経て、2018年より現職。日本医科大学付属病院副院長。専門分野は消化器外科一般、肝胆膵など。
吉田 寛(よしだ・ひろし)
日本医科大学 八重洲健診ステーション 所長
日本医科大学付属病院 消化器外科大学院教授
1986年日本医科大学卒業。同大学外科講師、准教授、日本医科大学多摩永山病院院長などを経て、2018年より現職。日本医科大学付属病院副院長。専門分野は消化器外科一般、肝胆膵など。

「健診で異常が検出された場合は必要に応じてさらに精密検査を行い、結果によって治療を行います。八重洲健診ステーションと日本医科大学付属病院では電子カルテを統一しており、外来受診時には、検査画像をはじめとする各種検査データの参照・把握が可能です。大学病院が運営している健診施設の最大の利点でしょう」

検査はPET/CT、専門ドック、人間ドック、そしてレディースコースの4カテゴリに分かれている。

「レディースコースでは超音波検査や内診で子宮・卵巣・乳房の状態を確認し、女性特有の疾患の早期発見と健康状態の評価を行うスタンダードコースの他、将来的に妊娠・出産を希望される女性を対象としたプレコンセプションチェックも備えています。また、美容形成部門を併設していることも特徴です。美容形成のみを受診することも可能ですから、例えばご夫婦で一緒に訪れて、それぞれの目的で健診ステーションを活用することもできるわけです。今、研修医を終えてすぐに美容形成クリニックに就職する「直美ちょくび」が課題とされています。当健診ステーションは日本医科大学付属病院の皮膚科、形成外科とも綿密に連携し、大学の美容形成外科部門としての責任を果たしていきます」

消化器外科を専門とする吉田氏は「自覚症状が現れにくいため発見するのが難しく、罹患りかん率が右肩上がりの膵がんの早期発見、早期治療にもつなげていきたい」と言う。

「改善してきたとはいえ、膵がんにおける5年生存率はまだまだ厳しいのが現状です。しかし、日本医科大学を中心とする多施設共同研究によって膵がんを検出する新たな血液バイオマーカー・APOA2-iが発見されるなど、早期診断の道はさらに開かれつつあります。経営層の皆さんの健康状態は、ご自身だけでなく、企業全体にも影響が及ぶことがあります。何より良くないのは、自分は大丈夫だと過信してしまうことです。定期的なチェックを受けることで体のことを知り、自信を持って自分らしい生活を送っていただきたいと思っています」

6月30日(火)オープン 日本医科大学 八重洲健診ステーション
Tel. 0120-489900
東京都中央区八重洲1-6-1 TOFROM YAESU TOWER 6・7階
【受付時間】平日10:00~16:00(土・日・祝日を除く)
日本医科大学 八重洲健診ステーション

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