レポート “分煙の今”を見に行く Part_2
現場の声を生かし技術力に磨きをかける
「当社が他社に先駆けて分煙事業をスタートしたのが1989年。その後の35年ほどの間にも分煙に関する社会の意識は大きく変化しました。現在は、たばこを吸う人、吸わない人双方の権利をいかに守り、両立させるか――。そうした点が特に重視されているように感じます」
トルネックスの早川太郎氏(常務取締役)はそう話す。一方で経営的な視点に立てば、企業にとっては利益の追求が当然の使命。分煙環境の整備とそれにかけるコストのバランスをどう取るかも重要だ。
「飲食店で喫煙スペースのために席数を減らせば、それは売り上げに直接影響します。オフィスや宿泊施設でも喫煙のための部屋を確保するのは簡単ではありません。まさにそうした中で、限られたスペースを有効に活用できる分煙ブースのニーズが高まっています」(早川氏)
「室内空気環境の改善」を事業の柱とするトルネックスの強みはその技術力だ。気流制御に関する特許を複数取得し、それを分煙ブースの開発にも生かしている。
「例えば、大きなファンを付ければ煙を勢いよく吸い込むことができますが、その分消費電力も大きくなってしまう。私たちは気流を上手にコントロールすることで、煙を漏らさず、効率的に吸引するなど、省エネ性能にも優れた製品を開発しています」(早川氏)
全国で事業を展開するトルネックスでは47都道府県にサポート部隊を備え、製品の性能や安全性の維持を支えている。顧客にとってはこれも安心の材料だ。
「製品開発と並んで当社が力を入れているのがアフターサービスです。定期的なメンテナンスだけでなく、分煙環境改善のご提案なども行っています。お客さまの困りごと、お悩みの中には開発のヒントが多く含まれ、現場でのコミュニケーションは私たちにとっても大切なものなのです」と早川氏は言う。
現場の課題と向き合い、技術力を磨いてきたトルネックス。その製品が喫煙者と非喫煙者それぞれにとって快適な環境を実現している。
右=分煙ブース内に取り付けられたセンサーが人の動きを感知し、自動で稼働、停止する設計になっている。
トルネックスの設置事例:1
お客さまとの会話の中からニーズをつかみ「また泊まりたい」と思われるホテルに
高崎アーバンホテル 代表取締役社長 奥村安司さん
JR高崎駅から徒歩1分。高崎アーバンホテルは、飲食店やオフィスも入居する複合ビルの10階~12階で営業しています。お客さまのニーズに応えて禁煙室の割合を高める一方で、たばこを吸われる方にも快適な環境を提供したい。そう考えたのが分煙ブース設置の理由です。加えて、ホテル内にはレストラン、バンケットルームがあり、宴会や会議も頻繁に行われるため、そのお客さまのための分煙環境の整備も課題でした。
これまで喫煙できる場所をお探しの方には、ビルの地下、または高崎駅にある喫煙スペースをご案内していたので状況は大きく変わりました。日々、多くの方が分煙ブースを利用されており、その必要性、利便性を実感しています。また、お客さまに離れた喫煙スペースを案内し、ご足労をお願いしてきたスタッフの負担も軽減されました。
分煙ブースの利点は、やはり限られたスペースに置けること。仮に喫煙スペースのために客室を減らすとなれば採算にも影響します。現在、窓際の空いていた場所に設置しており、物の移動やレイアウトの変更はありませんでした。トルネックスさんの製品の品質の良さは評判どおりで、煙や臭いの問題もありません。
分煙に限らず、ホテルに対するニーズやご要望は今、非常に多様化しています。そこで私たちが大事にしているのは、お客さまと会話することです。生の声を聞いて、やるべきことを考える。これからもそうした地道な取り組みを通じてお客さま満足度を高め、「また泊まりたい」と思っていただけるホテルにしていきたいと考えています。
トルネックスの設置事例:2
業務に欠かせないスタッフ間の密な連携 分煙ブースもそのための場所の一つに
株式会社シンク 取締役 平 竜徳さん
ウェブプロモーションの支援事業を展開するシンクの東京オフィスには約60人の社員が在籍しています。喫煙率が高い傾向にあり、以前から分煙環境整備の要望があったため、移転時に分煙ブースを設置しました。おかげで30フロア以上離れたビル共用部の喫煙スペースまで行く必要がありません。とても重宝しており、社員だけでなく、打ち合わせで来られたお客さまからも喜ばれています。
トルネックスさんの製品は、性能が確かなのはもちろん、デザインもシンプルで美しい。それも導入の決め手の一つとなりました。実際、利用者からは「外を眺めることができ、開放的で気持ちがいい」といった声が多く聞かれます。
設置した複数人用の分煙ブースは、利用者が横並びになって喫煙し、灰皿側の壁から煙が吸引されるので、他の人の煙がかかることもありません。ブース内の臭い残りもなく、技術力の高さがよく分かります。
分煙ブースとその周辺はリフレッシュの場であることに加え、新たなコミュニケーションの場にもなっています。私たちの仕事は複数の部門が協力してプロジェクトを進めていくため、スタッフ間の密な連携が不可欠です。そこで当社は、これまでもスタッフのコミュニケーションを後押しする場づくり、仕組みづくりに力を入れてきました。
これからもそれぞれが心地よく、柔軟に働ける環境をつくっていくことで、仕事の質を高めていきたい。そう思っています。
“快適”は空気からはじまる。確かな技術で快適な室内空気環境の実現を支えるトルネックスはさまざまな製品でお客さまの分煙対策をサポートしています。
高い実績とリピート率が確かな信頼の証し
「改正健康増進法に対応するため、屋外に喫煙スペースを作ったものの、夏場は暑く、冬場は寒い。移動も大変ということで、最近は改めて屋内に場所を整備する動きが広がっています。ただ喫煙スペースを近くに設けて業務効率の向上を図るといっても、ルールへの対応、非喫煙者への配慮は欠かせない。そこで当社にご相談いただくケースが増えています」
エルゴジャパンの福田裕二氏(スモーククリア営業部本部長)はそう説明する。同社の分煙ブースの設置実績はこれまでに5000台超。オフィス、店舗、宿泊施設などに幅広く製品を提供している。
「ご相談から設置までの期間は早ければ数週間程度。適度なスペースと100ボルトの電源さえあればいいため、『ダクト工事が不要で簡単に厚生労働省の要件を満たした分煙環境をつくれるとは』と驚かれるお客さまが多くいらっしゃいます」(福田氏)
エルゴジャパンの製品は、フィルター全面で素早く煙を吸い込む形で、服や髪にも臭いが付きづらいのが特徴だ。一度のろ過で有害物質と臭いを取り除く高性能フィルターも搭載している。
「当社の分煙ブースは煙が拡散しないため、常にその内部、周辺をクリーンな環境に保つことができます。お客さまからは『執務スペースのすぐそばに置いても問題ない』といった声を頂いています」と福田氏は言う。
加えて、分煙ブースであれば状況に応じて、比較的容易に移設をすることも可能だ。そうした柔軟性の高さを重視して設置を決める顧客も少なくないという。
「おかげさまで、性能、そして価格面を評価いただき、ある拠点で設置した後に、『別の事務所でも』『別の店舗でも』とお声掛けいただくことが増えています」と福田氏は話す。“高品質な製品をリーズナブルに”をモットーに、多様な業種業態のニーズに応えるエルゴジャパン。導入実績5000台超の高い実績とリピート率が確かな信頼の証しとなっている。
エルゴジャパンの設置事例:1
分煙をはじめ、働きやすい職場づくりは社員のエンゲージメント向上のためにも重要
大日本印刷株式会社 コーポレート総務部 ファシリティプランニンググループ グループ長 松野晶水さん
大日本印刷は24年、大阪府内に分散していた各事業分野の営業・企画部門を「JYOタワー」(大阪市中央区)に集結させました。その際、分煙ブースを設置しています。
ビルの共用部にも喫煙スペースはありますが、私たちが入居する20階以上のフロアからは移動時間がかかります。また、何人かで行って仕事の話になれば、不特定多数が利用する場で情報漏えいのリスクもある。そこで分煙ブースを導入しました。ビルの構造上、屋外に排気する喫煙室の設置は難しいとのことで必然的な選択でした。
複数のメーカーを検討した上で選んだエルゴジャパンさんの製品は、サイズ感やデザイン、価格をはじめ、総合的に当社のニーズに合致していました。特にその性能には満足しています。非喫煙者から「分煙ブースを導入してからは、たばこを吸ってきた人の臭いが気にならなくなった」との声も聞かれます。
一方、分煙ブースには異なる事業部門の社員が自然と集まるため、喫煙者にとっては普段あまり顔を合わせることのない人と情報交換できる場にもなっています。
分煙ブースであれば、将来、必要に応じてより適した場所に移設することなどもできるので安心です。快適な職場環境を継続的に整備していくことは社員のエンゲージメントを高める上でも重要。今後も、誰もが働きやすい職場づくりを進めていきたいと思います。
エルゴジャパンの設置事例:2
お客さまのニーズに応えるために全面禁煙を見直し、分煙環境を整備
人形町今半 上野広小路店 菅谷勇佑さん
改正健康増進法の施行に伴って当店は一度全面禁煙としましたが、お客さまのニーズにお応えする形で23年より分煙ブースを設置しています。
多くのご要望を頂いた中に、接待で当店を利用されるお客さまからの声もありました。相手先に喫煙者がいることを念頭においてお店を検討される方もいらっしゃるためです。分煙ブースを設置後、ホストとゲストと思われるお客さまがたばこを吸いながら談笑している様子などを見ると、その重要性を改めて感じます。
設置場所はお客さまの行き来もある所ですが、これまで臭いや煙に関する問題はありません。その性能の高さを実感し、現在は従業員用のものも倉庫の一角に置いています。
従業員にとって助かるのは、服などへの臭い移りを感じないこと。食べ物を扱い、接客を行う私たちにとってこれはとても重要なポイントで、サービスの質そのものに影響する部分です。
掃除も非常に簡便です。かつて店内で喫煙できた時代は、こまめに吸い殻を処理し、多くの灰皿を洗う手間もありましたが、分煙ブースの灰皿は大容量なので、専用の袋を週に2度ほど取り換えるだけで済みます。
たばこを吸うお客さま、吸わないお客さま双方に心地よい環境を提供し、従業員にもメリットをもたらす分煙ブース。それは現在、私たちにとってなくてはならない存在となっています。
エルゴジャパン設置事例:3
ダイバーシティ経営の推進を支え組織の生産性を高める大事な設備の一つに
株式会社オープンハウス ウェルスマネジメント事業部 管理部 係長 永戸慎一さん
各地に展開するオープンハウスの営業センターの30カ所以上、またオープンハウスグループの本社にも分煙ブースを設置しています。多くの拠点は賃貸物件に入居し、排気ダクトなどを新たに取り付けるのは難しいため、分煙ブースが最適でした。特に営業センターは社員の異動も多く、各センターで分煙環境に差が出ないようにと設置の輪が広がっています。
エルゴジャパンさんの製品はコストパフォーマンスに優れ、性能も確かな点が採用の決め手です。フィルター交換などのメンテナンスも定期的に行われるので管理の手間もかかりません。
接客を行う営業担当にとって、自身の臭いに注意を払うことは大事なマナーの一つのため、脱臭機能の高さが好評です。また、本社のあるJPタワーでは分煙ブースが時間の節約に貢献しています。ビル内に用意された喫煙スペースに行くには、エレベーターを乗り継ぎ移動する必要があるためです。
オープンハウスグループでは、「やる気のある人を広く受け入れ、結果に報いる組織を作ります。」という企業理念の下、ダイバーシティ経営を推進しています。働く上で誰かの障害となるものはできる限り取り除き、ハードワークを支える環境を整備する――。分煙ブースの設置もまさにそれを実践した結果の一つです。たばこを吸う人、吸わない人が共に安心して働ける環境をつくり、組織の生産性を高めるのに大事な役割を果たしています。
「吸う人と吸わない人の共生を実現するクリア分煙」を推進。エルゴジャパンでは、ダクト工事不要の分煙ブースを豊富にラインアップし、お客さまのニーズに合った分煙環境をご提案しています。