子どもの薬は種類だけでなく量も重要

最後に、子どもの場合は特に薬の種類だけではなく量も大切になります。

外来診療をしていると「同じ症状だから、上の子にもらっていた薬を下の子に与えました」と言われることがあります。これはやってはいけないことです。ほとんどの薬は、体重や年齢によって適切な量が変わります。だから年齢が小さい子だと量が多すぎることがあるし、年齢制限があってまだ飲んではいけない、あるいは安全性が確認されていない薬であることもあります。特に抗菌薬を自己判断で飲むと、原因の菌がわからなくなってしまうこともあるのです。

こうした理由から、子どもの内科的な症状の場合は、なるべく小児科を受診することをおすすめします。子どもにどんな薬が適しているのか、年齢や体重別に処方してもらえるからです。また、いつもの薬局にお薬手帳を持っていくと、医師と薬剤師の二重のチェックを受けられます。医療機関の最寄りの薬局を「門前薬局」と呼びますが、小児科の門前薬局は子どもの薬に慣れているので、よりよいでしょう。

小児科以外の診療科にかかる場合、今までに行ったことのない薬局に処方箋を持っていく場合、非常に稀ですが間違った薬を出されることがあります。何か疑問に思ったら、まずは処方した医師に確認しましょう。もちろん、薬局でも構いません。医師に問い合わせたり、薬局が調べて説明してくれたりするはずです。