利用率・信頼度ともに高いインターネットだが、その使い方には稼ぐ人と平均的な稼ぎの人で違いがあった。「仕事」「仕事以外」での利用時間をそれぞれ聞いたところ、500万円台は「仕事」より「仕事以外」での利用が50分長く、2時間超である。ここには携帯電話での通信時間も含まれている。内容は不明だが、余暇にスマートフォンを手放せない500万円台の人の姿が浮かぶ。
仕事に役立てているサイトには差がなく、ともに「ヤフー」「グーグル」「日経ウェブサイト」の順。稼ぎは違っても検索サイトへの依存度は高い。
仕事に使う情報源として「駅、街角」を挙げた人は2000万円台、500万円台ともに約3割を占めた。その内容は、「電車の中吊り」「街角広告」「人の行動」の順。2000万円台では、「人の行動」を情報源にしている人が500万円台の約2倍いた。
ここまで結果を見てきたが、稼ぐ人と平均的な年収の人との間に大きな差は出ていない。とはいえ、年収には4倍の差がある。同じ情報を同じ時間かけて見ていても、稼ぐ人は着眼点や解釈の方法、仕事への結びつけ方について、何か秘策を持っているのではないか――。次回からは各分野の達人に、成果につながる読み方や目のつけどころについて聞く。
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