衣料品の「しまむら」、ラーメン店の「ハイデイ日高」、スーパーの「ヤオコー」……。これら好業績企業の共通点は、埼玉で生まれたことです。埼玉企業はなぜ元気か。実は、きちんとした裏付け理論があります。

その筆頭にあげられるのが、「半径80キロメートル理論」です。東京から80キロのエリアには、ほかにも、国内最大規模のスーパー「マルエツ」(さいたま市で創業)、同「ベイシア」(群馬県前橋市)、ホームセンター「カインズホーム」(群馬県高崎市)など、成長著しい企業が群雄割拠しています。このエリアは、都内に勤務する人々のベッドタウンで、人口が多く、マーケットが大きいからです。

(構成=大塚常好 撮影=永井 浩)
【関連記事】
心理学が解明! ヤオコー「22期連続増収増益」の秘密
しまむら、ヤマトに学ぶ「高生産人間」のつくり方
「主婦パート宣言」で「口ベタ企業」脱出! -しまむら社長
権限委譲でやる気倍増、決算賞与で元気百倍-ヤオコー
中間層が「レイクタウン越谷」を圧倒的に支持 ~複合商業施設編(1)