[和食] 神楽坂 八百萬

――心づくしの京料理に舌鼓。深夜もOKの隠れ家

今年1月にオープンしたばかりだが、深夜4時まで手の込んだ京料理が食べられると評判。店内は「八百萬」の神々をコンセプトに、橋本夕紀夫氏が和のダイナミズムを表現。

●東京都新宿区神楽坂3-1 クレール神楽坂III 2F TEL/03-3513-5535 営業時間/月~金18:00~翌4:00(3:00LO) 土・祝日17:00~23:00(22:00LO) 日曜休 カード可 コースは前日までに予約のこと

かの「藍亭」や祇園の「菱岩」で修業した料理長が腕を振るう。うまい野菜にこだわり、伝統京野菜の樋口農園や、MoARC農園から野菜を取り寄せる。

1.鮎の塩焼き1尾1300円。藍亭に倣い、長良川の天然鮎だけを提供する。9月からは、焼きびたしや子持ち鮎で楽しめる。
 2.賀茂茄子ステーキ1250円。身の詰まった樋口農園の賀茂茄子はレアが一番。ただし、今年は8月半ばまで。来年が待ち遠しくなる。
 3.お通し800円。これを楽しみに来る客もいるほど手の込んだ一皿。日替わりで5~7品盛り。
 4.鷹峯唐辛子と伏見唐辛子の焼きびたし900円。「最初は何もつけずに食べてほしい」と料理長。しっかりした野菜の味に驚くはずだ。

[カフェ] 三番町カフェ

――ビールがうまい! 普段着のイタリアン

「近所だった頃は、モーニングから夜の一杯までお世話になっていました」と、岡安さん。レトロな事務所をリノベーションしているため、外観とのギャップも楽しめる。木曜日には、ジャズなどのライブ(要チャージ)が行われる。

●東京都千代田区三番町28-4 TEL/03-3265-9071 営業時間/月~金9:00~23:00(22:00LO) 土11:30~22:00(21:00LO) 日曜・祝日休 カード可

料理はイタリアンベース。有機野菜をふんだんに使ったメニューにはファンも多い。

1.マルゲリータ1400円。毎朝仕込んだ生地を焼き上げるため、売り切れ次第終了。
 2.季節限定メニュー、有機野菜のバーニャカウダ1人前1000円(写真は2人前)。10種以上の旬の野菜をオリーブオイルとアンチョビ、にんにくの香り豊かなソースにつけて。野菜の甘さが引き立つ一品。
 3.タコのペペロンチーノ1000円。店一番の人気メニューだ。フォカッチャ(300円)をオーダーすれば、にんにくソースでガーリックトースト風に。
 4.焼きニョッキ900円。プレーンのニョッキをフライパンで軽く焼き、パルメザンチーズと塩を振ったもの。岡安さんの一押しだ。

(構成・文=大高志帆(verb) 撮影=古市和義)