どんな「商品体験会」を企画するか?

例題:I部長からの業務指示

先日、ライバル会社の取締役のBさんと話をしたときに大変興味深いことを聞いたので、さっそくわが社においても実施をしてほしいと思って、君に内容を伝えるので考えてほしい。

いつも新商品が出ると、広告宣伝や店頭での展示展開、販売スタッフや関係者展開用の説明資料や動画は制作しているが、年々商品の機能が複雑化し、理解を得にくい状況が色濃くなっていると感じている。

そこでBさんから聞いたのは、商品理解とインフルエンサーを同時に構築していくために、先行商品体験会を設けて展開するというものだ。

体験会で商品を経験してもらうことはもちろん、それ以外にも特別なコンテンツを実施するなど工夫してほしい。東京だけでなく、主要都市では同様に展開して、全国で体験者を100名以上作って、各地で「限定インフルエンサー」のような呼称で活動してもらい、商品の差別化や理解促進を進めたいと思う。代理店や広告会社などの協力を得ながら効率的にかつ、効果的にできるだけ早く適切な時期にタイミングを逃さず行ってほしい。

まずは、君を中心に企画を具現化して、組織として意思決定した上で、改めて営業マーケティング戦略会議にて披露してほしい。このチャンスをしっかりと形にしてほしい。期待しているぞ。

さて、こんなシチュエーションで、あなたはどんな体験会を企画すればいいでしょうか。

企画を考えるために1枚の表をつくる

I部長の指示を受けた企画者の「私」は、今回の目的「『限定インフルエンサー』の育成による新商品の理解促進と、広報活動による差別化への理解獲得・周知を通した商品の拡販」のためのよりよいイベントはどのようなものか、「How:詳細」についてを考えることにしました。

以下が、「私」が考えた内容です。マーカー部分が、「私」のアイデアです。