物事をわかりやすく説明するにはどうすればいいか。研修講師の深谷百合子さんは「説明が上手な人は、たとえるのが得意だ。常に『これを何かにたとえるとしたら?』と意識していると、言葉を置き換える力が養われる」という――。

※本稿は、深谷百合子『賢い人のとにかく伝わる説明100式』(かんき出版)の一部を再編集したものです。

生徒と教師
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「エシカル消費に取り組む」をどう説明するか

「説明」は、自分の言いたいことを伝えるのではなく、相手の聞きたいことを伝えます。なぜなら「説明の目的」は、相手が内容を理解し、何らかの行動を起こしてくれることだからです。ですから、説明の内容を相手にきちんとわかってもらわなければなりません。

もしも、相手が子どもだったら、あなたは子どもにわかるように、難しい言葉を使わずに説明しようと意識するのではないでしょうか。大人に対して説明するときも、同じ意識をもって説明することが大切です。基本的には中学生にもわかる言葉を使って説明しましょう。

例えば、「エシカル消費に取り組みましょう」と言われても、言葉の意味がわからなければ行動を起こしてもらうことはできませんよね。

「人や社会、環境にやさしいモノやサービスを選びましょう」
「お金を使うときに『よいこと』も一緒に買いませんか」

このように、専門用語を使わずに説明すれば、わかりやすくなります。